Gonbeのブログ -11ページ目

メディアの取材「乱暴 つらく」

郵便不正事件で、厚生労働省元局長の村木厚子さんに、無罪判決が言い渡された。“完敗 崩れた特捜神話”、“裏付けずさん、能力劣化”など、各メディアは厳しい検察批判を行っている。



判決後の会見。村木さんはメディアの取材手法について、「逮捕前後の相当乱暴な取材はつらかった」「夜中まで自宅に押し掛けてくる。オートロックのマンションに入ってこられる。もう少しルールがあってもいい」と語っている。



朝日はこの事件を「どう報じたか」と銘打って特集を組んだが、被害者サイドの目線についてはあまり深入りせず、「検察をチェックできたのか、捜査情報の裏付けは十分だったのか。その批判には謙虚に耳を傾けたい」と反省の色を示している。

しかし、やり玉に挙げられた石井参院議員は「マスコミは手のひらを返したように検察批判をするだけでなく、報道を反省してもらいたい」と憤りを見せている。



 この種の事件をエンタメとして、面白おかしく伝える風潮が強くなっている。特にテレビメディアはその傾向が強い。コメンテーターの皆さん、自由闊達な発言に水を差すつもりはないが、この種の事件については新聞記事をうのみにせず、少しは情報の裏付けに汗をかいてほしい。