昨日、事業仕訳作業の前半が終わったのをうけ行政刷新会議が開かれ、前半の作業を評価したうえ、この作業で見えてきた8項目のムダ排除の原則をつくり、政府の全事業に当てはめて、仕訳作業の対象にならなかった分も財務省で厳格査定することになりました。


事業仕訳作業のような仕事は本来財務省の仕事です。今度は行政刷新会議のお墨付きをえて、財務省が予算をカットしますがこれが本来の姿です。


今朝のテレビでは、昨日の行政刷新会議に出ていた片山善博慶應義塾大学教授が会議の様子を話してましたが、鳩山首相の意見で地方に移管する事業を選別するのも原則の一つに入れ9項目になったこと、原則の一つであった「不必要な団体を経由する補助金」は、片山教授が「不必要な団体でなくピンハネ団体とすべき」と提案し、ずばりとわかりやすい原則になるようです。


独立行政法人や公益法人がピンハネ団体(天下り法人)ですが、ここへはもう事業を委託せず「中抜き」して税金の目減りをなくします。


公益法人へはもうカネが行かなくなります。これでもう運営できなくなるところがたくさん出てきます。


昨年度から公益法人改革が始まってますが、来年度にはこれがピークになり、天下りの受け皿のような法人は消えてなくなるのでしょう。


公益法人のスクラップ・アンド・ビルドは予想外に速く進みますが、これは望んだいいことです