教育改革の最後が「教師の憂鬱」である。


(財)労働科学研究所が、全国約2500人の教師を対象にした調査で、教師にうつ病が流行っていることがわかった。


小中高校の先生は、他職種より「抑うつ感」を感じている男性教師は1.8倍、「不安感が強い」も1.5倍だった。原因は、心理的な仕事の負担感で、「仕事量が多い」と感じているのは、男性が2.2倍、女性が4.6倍もいるが、女性に抑うつ感が多くないのが不思議である。(Asahi.com、10月13日


教師でも女性はストレスに強いらしいが、それならストレスに強い女性が、教育改革を主導したらいいのに、なるほど、イギリスでも教育改革は女性が現場で主導していたのを思い出した。これは、教育改革成功のツボじゃないのか。


また足立区は来年度から、区立小中学校への予算配分に、学力テストの結果を反映させる方針を決めたというのもある。


学校をテストの成績でA、B、C、Dの4ランクに分類し、それにしたがって予算を配分する。Aは全体の1割、Bは2割、Cは3割、Dは4割、CとDにランクされた校長は、もっと成績をあげよと教員に迫るので、先生は大変だ。


普通、こういうのは正規分布にするものだが、悪いほど多くなる基準をつくったのは、足立区のテストの成績は23区中最下位で、このくらいに刺激的にしないと改善しないと決死な思いなのだろう。


加えて、これから教育再生会議の改革プレッシャーも加わる。自治体職員をわきにおいて、教師だけ総攻撃という感じだが、教師100万人にとって憂鬱な季節になり、気の毒である。


一度は通らなくてはいけない道で仕方ない。自治体職員にも遅れて襲うはずだ。大企業で先に似た経験のあるものから見れば、大丈夫、通り抜けできますよと励ましてあげたい気持ちになる。