サポート校に入って
第1回目の訪問の日
当日の朝から
息子本人は自分の部屋から出てこなかった
3日前に
訪問に来てくれることを
伝えたけど
ほとんど
ヘッドホンしているので
完全に私の声はシャットアウト
メモに要件を書いて
いちおう、声に出して
伝えたけど
どこまで聞こえているのか
どこまで
伝わっているのかは
不明…
訪問の時間になって
担当の方の
ピンポーンとインターホンが鳴り
私が玄関まで出て
本人の部屋の前で
あいさつして
担当の方も
息子に
ドア越しに挨拶してくれて…
部屋の中からは
反応なし…
リビングで
私と担当の方とお話をした
終始、息子は部屋から出てこなかったし
担当の方が、帰り際に挨拶したけど
やっぱり
反応なし
ま
これも想定内なので
帰られたあとが
どういう反応するか
ドキドキの私だったけど
なんだかんだ
詮索しても
仕方ないし
そんなあなたでも大丈夫
っていう
言葉を
頭の中で
繰り返していた
ちょっとずつだけど
喋ってくれるようになって
今日は
いつもみたいに
ふたりで車に乗って
回転寿司に行ってきたよ
車の中では
最近買ったばかりの
息子のお気に入りのCDを
かけて
その曲と歌詞に
じっくり聴き入って
時々
私が
曲のことを質問すると
ポツリポツリと
答えてくれる
ちょこっと
巻戻したりして
再生してくれたりね
そんな
他愛のない時間が
ゆっくり過ぎて
運転席のとなりで
黙ったまま
助手席に座っている息子と
同じ景気を見ながら
同じ音楽を共有して
また
3日後
サポート校の人が
訪問に来るけど
その話は
全くしなかった
これでいいのか
どうかは
わからないけど
そんなあなたでも大丈夫よ
ってことだけは
伝えていきたい