木曜日 4日目

朝娘の検診

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こんな風に娘の足から血を取り血液数値を調べる。結果黄疸があるからこの日から光療法に。

朝、あまりにも復調しないからレントゲン撮影をすることに。
車椅子で移動し、撮影。まだ立って撮影はよかったが、寝ての撮影は地獄だった。

この時はもう少し体勢を変えただけで身体中が激痛が走り、もう絶叫しながら体勢を変えて撮影。ゆっくり起き上がり、叫びながら車椅子に戻る。寝て起きる、起きて寝るが一番ツライ。

よく考えてもそれだけでかなりの異常さだったと思う。

帰ったら娘は光の中に入っていた。

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裸で浴びる必要があり、メガネを装着されていた。これがずり落ちたりしてかわいそうだった。

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一昼夜続く光療法。夜中は部屋が青く眩しくて皆ねれず、こんな感じで保育器を覆った。

ちなみに通常2日くらいで退院するから、それから黄疸が確認されたらなんと自宅でこの機材を持って帰ってやるらしい!先輩の奥さんがやったらしいが、彼女は看護師だからできたし分かったけど、素人にやらせるなんて無茶だよ!と言っていた。

黄疸があるから、授乳後毎回30㎜を目標にミルクをあげるように言われる。

レントゲン検査の結果、腸に便が溜まっているからやはりそれが原因と言われる。看護師がお腹の音を聞き、腸は動いてるわといい、まずはカンチョウをしようとなった。

しかし、効かず。たぶん日本のカンチョウと違い水がほとんどじゃないか?と思いもう出してしまいたい私は夫に頼んで自宅からイチヂクカンチョウを持ってきてもらった。

期待を込めて使うが全く効かず。
この辺りで私はかなり情けなくなる。

夫も義母も夜ねれず、私はもう戦力外で、娘を抱っこしてあやす義母と夫をみて、私が母親なのに一番抱っこが下手で寝かしつけることもできないとおもうと情けなくて悔しくて涙が出た。
お腹を見ると臨月のごとく膨らみ、便とガスが出せないせいでこんな情けないことになってる自分が呪わしくて仕方なかった。

夕方近く、みんなが疲れ切って寝ている時間があり、その時にネットで色々調べたら自分は腸閉塞じゃないか?と疑いだす。帝王切開でなるリスクがあると。
そうなると最悪死にも繋がるから、かなり顔が蒼白し、夫に自分は腸閉塞じゃないかと話した。

夫もあまりにも私が復調せず、悪くなるばかりだから看護師に腸閉塞じゃないかと聞いてくれたが、看護師はそんなはずはないし、そんなこと一度もないといわれ一蹴された。

とにかく動かなきゃ良くならないと思い、頑張ってベッドの上で体勢を変えたり、病棟内を歩いた。

看護師からも頑張ってるわねと言われる。夫が心配して見に来てくれてたぶん病棟を3周くらいした時に少しパジャマが濡れてて傷口が少しすれたかな?と思っていた。でもちょうど授乳の時間だから戻って授乳していたら、やはり濡れてる。

まぁ、あげ終わってからでいいかな?と思ってみたら椅子の下に引いてあるクッションまでずぶ濡れ、服もずぶ濡れで少し赤みがかった透明な液体が漏れ出て滴り落ちていた。

私はこの瞬間、破水した!と思った。そうとしか考えられなくて。

すぐさま看護師を呼んで、破水した!と告げたらそんなはずはないと来て惨状をみて看護師絶句。

ビシャビシャなままそのままで!!といわれ看護師大パニックになり、なんか5人くらいわらわらと来た(笑)

すぐさま寝かされ、液体が帝王切開の傷口から漏れ出ていること、懸命にそこを抑える。同時に尿管を入れたらすごい勢いで尿がバッグにたまり、変えても変えても出てきて結果3キロバッグに出た。

ここから看護師は顔色を変えて医師に連絡しまくり、ウルトラサウンド(エコー)もやろうとなり、続々と機材が運び込まれた。ベッドに寝たままエコーをやって腹部を確認していく。

なんだかバタバタだったけど、私はどんどん体が楽になっていき、あれ?お腹も凹んでない?と夫と義母と話した。自分がどういう状態になってたかよくわかってなかったけど、尿が出てなかったんだということだけわかり、楽になったので、あ~良かったくらいの気持ち。

昼間の情けない気持ちから一転して少し楽になった。

そしてお腹が凹むと食欲も戻る。それまではほとんど口にできなかったので。でも、クリア食という液体の食事だけになった。頼んでいた夕食は夫が食べた。

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そんなこんなでちょっと安堵で木曜日の夜は更けていった。体調も戻りそうだし退院もできるかなと。