昨日瀬戸市体育協会創立70周年記念でペップトークの岩﨑由純氏の講演会が開催されました。
(引用)ペップトークは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが
選手を励ますために行っている短い激励のスピーチです。
「Pep」は英語で、元気・活気・活力という意味があります。
もともと参加予定でしたが、協会員である瀬戸柔道会へも動員がかかっており、そこから参加という形を取ったら記念品のボールペンがもらえました。先生方も何人か参加されていました。
様々な場面で実際使われたペップトークの紹介、そしてすぐに実践できるペップトークについて要所要所で笑いも絶えない聴きごたえのある講演でした。
指導に関わる人は選手たちが技を磨くように言葉を磨がかなければならないという話から始まりました。
90分の間で5回は泣いてしまいましたが、ハンカチを忘れていくという失敗。
分かりやすい話を紹介するとマイナス言葉ではなくプラスの言葉を使おうというもの
「お風邪など召されないように…」
ではなく
「暖かくお過ごしください」
「廊下を走るな」
ではなく
「廊下は歩きましょう」とか
(↑これは子どもに関わる仕事をしている人には定着してきたのかな??どうかな??)
「さぼるな」
ではなく
「しっかりやろう」
映画の1シーンでも
同じことを言っているようで全然違う効果になってしまうことを紹介していました。
極端な例でいうと
「お前たちは勝てる」
が日本語字幕では
「お前たちは負けない」
になってしまっているとか。
(※やっぱり英語をきちんと学びたいなと思ってみたり)
今回はスポーツ指導者さん向けの講演だったので、瀬戸市の多くのスポーツ指導に関わる人に、いや子どもに関わる全ての人に聞いてもらえたならいいなーと思いました。
さて、早速そのペップトークを実践したいい話を紹介。
この講演を聞いていた柔道の先生。この日はちょうど対外戦がありました。
会場に到着すると一人の低学年男子が行きたくないと車から降りてきません。
普段なら
「おい!何してる、ダメだろう。しっかりしろ」的な言葉が出てきそう。
しかし、今さっきペップトークというものについて聞いてきたばかり。
「Y。今までYが練習頑張ってきたこと先生知っている。どれだけ強くなったか先生に見せてくれないか?」
といって手を差し伸べたらその手を取って車から降りてきたそうな。
いいぞ、先生!!