おはようございます。
boogie-woogie店長です!
先日投稿した記事で
プラスチックやビニールなどの
廃棄物の問題について紹介しました。
【地球の未来を考える!】日本のプラスチックゴミの実態と今すぐできる7R!
僕たちの生活から出た
プラスチックゴミによる環境への影響や、
将来の地球環境を守るために
僕たちがすべきことをまとめました。
【ゴミを出さない行動をとることが大事】
という結論になりましたが、
生産することに対しても目を向ける
必要があります。
様々なものが製造されている中で
“特に環境への影響が大きい業界“があります。
それは・・・
ファッション!!
ファッションが多様化し、
多くの衣類が毎年生産される一方で
環境への影響も大きなものになっています。
今回は、ファッションと環境問題の関係から
今後もファッションを楽しむために
僕たち1人ひとりができることを
紹介します!!
①ファッションの裏側にある環境問題
ファッションと環境問題の関係性と
言われてもピンとこない方が多いと
思います。
しかしながら、衣類の製造や衣類の消費に
よる影響世界的に問題視されています!
ファッション業界のビジネスモデルは、
短い期間で大量に生産する
“ファストファッション“が主流です。
毎年大量の衣服が生産されますが
そのうち約85%が廃棄されていると
言われています。
その量9200万トン!!
衣類の比重は、0.15t当たり1㎥ですので、
東京ドーム(124万㎥)に換算すると
約525個分に相当する量が
毎年廃棄されています!
それだけではなく・・・
・毎年930億㎥の水を使用!!
・1年間に2億3千万台の乗用車が
排出するのと同等のCO2排出量!
・衣類の洗浄により約50万トンの
マイクロファイバーが海洋に流出!
・染料に含まれる有害物質による
環境影響と人的被害!
服の生産に関わるあらゆる面で
環境や人体に影響を与えています。
例えば、服を作る上で染料で
繊維を染める工程がありますが、
その際に大量の水を使います。
ジーパン1枚を生産するのに
7500ℓの水を使用するそうです。
これは1人が9年間飲む水の量に
相当すると言われています。
また、染料として用いられるものには
ホルムアルデヒドなど
有害物質が含まれています。
多くの衣類メーカーの工場が
発展途上国にありますが、
有害物質による従業員の
健康被害についても報告があります!
今までは【大量生産・大量消費】が
当たり前でした。
僕たちが質の高い生活をする一方で
大きな影響を生み出しているのが
分かりますね!
②サスティナブルファッション
この問題を受けファッション業界では、
生産の仕方、使う素材への見直し、
ユーザーに製品が渡った後の事も
踏まえ対策が行われてきました。
その代表的な企業として、
ZARAを手掛けるインディテックス社
があります!!
引用
https://javeja.com/brandy-one-popular-clothing-brands/
インディテックス社では、
ZARAをはじめ保有する
全てのブランドにおいて、
【2025年までに再生可能素材のみを
使用すること】を目標に対策を進めています。
環境に配慮して生産された、
オーガニックコットンや廃プラスチックから
リサイクルした再生ポリエステルなどを
素材に使用し、持続可能な資源利用を
目指しています。
その取り組みが評価され
2019年にはダボス会議が発表する
【世界で最も持続可能な企業100社】
のアパレル・小売店部門にて2位を
獲得しています!
サスティナブルな衣類の製造に
こだわっているZARAですが、ユーザーが
“使い終わった後の衣類の使い道のこと“
を考えた【古着回収プログラム】があります。
引用
https://www.wwdjapan.com/articles/904903
2015年から行われているプログラムで
一部の店頭にて着なくなった服を
回収をし、赤十字やNPO団体を通して、
貧困地域に寄付をしています。
また、回収した古着から繊維を取り出して、
新たな洋服に使用することで、
リサイクルされずに廃棄される衣類を
少なくし、繊維生産で生じる環境影響を
減らすことができるそうです。
使い終わったものを
ただ捨ててしまうのではなく、
必要としている人がいないか、
何かに利活用できないかという視点を
持つことが資源や環境を守ることに繋がる
と思います。
③僕たちができることは?
古着を集めそれを求めている人に届けること。
リサイクルをして素材として使うことは、
資源を守り持続可能な資源利用に繋がります。
ZARAの様にお店が回収先となるサービスを
行うことで買い物のついでに
預けることができてお手軽ですね!!
6月に入り多くの方が衣替えの時期であり、
古くなった服を捨てて買い換える
方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕もこの時期に汚れた服や、
あまり着ない服を断捨離と称して
まとめて捨てていました。
しかし、今思えば捨てた服の中にも
まだまだ着ることができる服があり、
古着として使ってもらう道もありました。
大事なのは僕たち消費者1人ひとりが
消費に対する考え方を見直し、
資源と捉えて正しく取り扱うこと
だと思います。
今回は衣類についてまとめましたが、
捨てること以外にも道はないかという
視点を持つことはあらゆる所でも
応用できます。
この機会に読者の方、
1人ひとりが意識して
行動して頂けたら嬉しいです。
では!