私は、UFOや怪奇現象は信じない
占い、運勢、厄年も信じない
人も噂も大嫌い

自分自信が感じたことを信じる
だから、経験していないこと
感じてないことは信じない



どちらかというと
夫の方が気にする&すぐ信じるタイプ

外見はワイルドなのに
内面は意外に乙女





夫の多発性骨転移と肺への転移が分かって
緩和ケアで進むと夫が決めた時
死後について話したことがあった…



夫は、死後はこんな世界だといろいろ話してくれた
天国はこんなに綺麗で…死ぬのは怖くない
と言った



そして、泣く私に

「ごめんね、先に行ってるから」と…

切なくて悲しくて悔しくて
無力で








私は以前は、死後の世界はない
” 無 ” だと思っていた

だって、自分が経験も感じたこともないから…



自分の死後も”無”であると思っていた

よく世間で言われる「嫁ぎ先のお墓には絶対入りたくない」
等の論争をテレビで見たことがある

私にはまったくピンと来なかったな

子供達が管理しやすい嫁ぎ先のお墓でいいし

だって”無”だし

冷たい人間というのだろうか…




でも、夫が亡くなって気づいた

天国とかあの世とか魂とか
それって残された遺族の悲しみを癒すために
存在する世界でもあるんだと



夫は天国へ逝ったんだ
エレクトリカルパレードの曲に乗ってキラキラと…(笑)

これが、どんなに私の心を救ってくれるか



あるブロガーさんの記事に

天国への階段を上るたびに
ひとつひとつ健康な体に戻って天国へと辿り着く

と書いてあった

この言葉に涙が溢れ、心が軽くなった気がした

そうか、夫も
カニューラが取れて息苦しさが無くなって
モルヒネの皮下持続注射の管が取れて
骨転移の痛みがなくなり
車いすから立ち上がって自由に歩けて
ストーマがなくなって…

綺麗な筋肉質な体に戻って
きっと天国への階段を
一段飛ばしで駆け上がって行ったんだ

良かった

はしゃぐ夫が目に浮かぶ



良かったね、パパ

天国は楽しいかい?
そこから、まっすぐ下を見たら
私が見えるでしょ


大丈夫だよ。


大丈夫…自分に言っている

私は、そう信じて生きていく!

こころが少し軽くなる
こころが少し癒される

そして、私が死んだら夫に逢える

この思いもまた、こころを強くする







でも、今の最大の悩み。。。


夫は41歳で天国へ逝った

私が命の限り生き抜いたとき
おばあちゃんになった姿で会いたくなーい涙

天国への階段を上るときに
年齢も若くなれるのかしら


命の限り生きなきゃだけど
遺影が並んだ時にショックだな

どうしようもないことだけどね…






今日は、夫が亡くなって四十九日目

天国へたどり着いたね
だいぶ待たせちゃうけど
待っててね