今日も目が腫れている。
胸に大雨が降ったからだ。
これはまた、情けないことだ。


人はどんな時に一番強いんだろう…
私はわかる。
それは、死んで、生き返ってきた時だ。

「涅槃」の時だ。

涅槃よりかっこいい言葉はないと思う。死ぬまで燃やされ、自分の灰燼からもう一度生まれて、新生の鳳凰みたい…
もっと大きい翼でもっと高い所へ飛べる。

私は、一回死んだことがあった。
失明したみたい、何処に向いても、光が見えなかった。それに、立ってる場所はどんどんくずれていくと感じて、本当に怖かった。
あの頃も、胸の中に雨がいっぱい降った。絶対に他人には見せたくなかった自分を知ってる人の前にも、知らない人の前にも暴露して、今になっても、あの時の絶望を忘れてない。
異国の地下鉄の出口で、急に心の雨が降り始まって、力がなくなってしまった。一歩も歩けなかった。雨が目から出て、見ている地面を濡れて、周りの外国人にいろんな目で見られてた。
あー、間違いました。
私こそ、外国人でした。
「いいなぁ~皆目的地があるね。だから、そんなに忙しそうに見えるね。これから、家に帰るかな?そこに待ってる人がいるだろう。いいな…いいな…」
「私も帰りたいよ…待ってくれてる人の所に帰りたいの…でも、何もできてない私はいったいどんな顔で彼らに会いにいくだろう…」

自分の失敗感で殺されそうだった…
……
いや、殺された。
だから、私は一回死んだ。


じゃあ…今はどうだろう…
死ぬまではないみたい…
つらくてつらくて、雨もよく降ってるが、まだ見えてるものがある。
これは、小さい涅槃したからだろう…
私は知ってる。自分の弱さを…
情けない情けないと思っても、怖いことは怖いって変わらない。怖い男の人とか、裏切ることとか、大切な人が離れていくとか…………
だから、時々迷ってしまう。
私って、本当強くなったの?どこまで進める?

映画で見たっけ?「過去で泣いた分は全て強さになれる」みたいなセリフがあった。
本当かな?
本当だったら、いっぱい泣こう!
あの日の分も、その日の分も、全部強さになってくれ。




昔の私が自分のことは影だと思ってたが、貴方が私は光だと言ってくれた。
その時、嘘みたいなことを言ってる貴方は私の光になりました。
……
……
……
……
……
今の私が自分のことは影だと思っている。
貴方も私の心の影になってしまった。


もういいんだ
疲れた心を止めてもいいんだ
冷たい壁に取り囲まれた
叫んでも届けないんだ



もうさようなら
僕の愛よ
さようなら
「愛してる」なんて二度と言えないよね
二度と聞こえないよね



時間が止まった
心も動かないはずなのに
なぜ君の涙を見たとき
痛くなったかな



そうなんだ
僕はまた生きてるのか
疼痛もまた分ってるのか
目がさめた
脈打ち戻った



そうなんだ
君のこと
また忘れてないのか
また離せたくないのか
また、愛しているのか


内心世界が崩壊した
冷たい呪文が解けた
もういいよ
自分に嘘つけなんて
終わりましょう



叫びたい
聞いてほしい
僕の気持ちを
分ってほしい
悲しみ、喜び、それに愛


もういいんだ
もう分った
言えないのは
「さようなら」

ある物、なくなってしまったのに、時々痛いと感じる。
まるでまだ傷だらけのまま、体のどこにあるように、強烈な痛みで叫んでいる。

なくなってしまったから、体が軽くて空しい。
嬉しいか。
悲しいか。
よくわからない。

ただ、痛いのがはっきりわかっている。
でも、苦痛は決して悪いこととは言えないかも。

幻な痛みは、強烈で虚無だね。
どんなに鮮明に存在していても、全部無意味…
これもある意味で、幸せになれるかもしれない。


ほら、切られた物はまだ叫んでいる。
この静かな夜に体のどこで暴れている。
笑って見守ってあげよう。
この気持ちはいずれに「幻肢」も残せず、なくなるよ。
それに、二度と現れないはずだ。



珍しいことではないが、イライラしてしまった。

お腹の中か、
胸の中か、
頭の中か、
どこが痒い。
手が届けないので、どうにもなれない。

頑張っても無駄な努力だ。

痒みは生きているみたいに、私の血管で走っている。
ますます鮮明になってゆく。

だが、
私は何もできない。
何もできないんだ。