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家について、やっと一息ついた。
ワタシに恋人ができたってことが、そんな大事件なのか…。
ワタシがフラフラしているので、昂大が慌てたらしく、ワタシを抱き上げた。
「ん?」
「大丈夫?」
「大丈夫やで。どしたん?」
「足元が、フラフラしてたから。」
「そかな?下ろして。大丈夫やし。」
「んーーー。お風呂入る?」
「ウン。」
「じゃ、このまま運んじゃうから、先に入ってシャワーしてて。」
「着替えが…。」
「取ってくるから。」
「ありがと。」
ワタシはバスタブ入って、熱いお湯を入れながら、目をつぶった。
わかったのは、直接祝われるのと、遠目に祝われるのでは、直接の方が楽ってことだった。というか、かなりワタシは皆に心配されているんだということが、マジでわかった。
こないだから、ホントに。今まで、ワタシは何を見てたんだろ。
ストレス疲れではないけれど、色々開放されて、逆に疲れた。
贅沢な疲れ。
ウトウトしてる間に、昂大が入って来てたらしい。
後ろからワタシを抱き締めて、いつの間にかたまっていたお湯を止めてくれた。
「千尋ちゃん、眠い?」
「んー。なんかね、寝てた。」
「洗ってあげる。」
「ウン。」
「素直だ。」
「そやね。」
「彼氏になら、素直に洗ってもらうんだ。」
「ウン。」
「僕がイタズラしたら、どうするの?」
「昂大やから。」
「いいの?」
「いいの。」
「キスしたい。」
「して。」
甘くて優しいキスをする。
キスが深くなり、舌を絡ませる。
「ダメだ。先に洗ってあげる。これ以上したら、止まらなくなる。」
「ん。」
それからの昂大は素早かった。
ワタシを洗って、バスタブに放り込み、自分も洗って、バスタブに浸かったと思ったら、温まったのか温まってないのかわからないくらいで、ワタシをお風呂から出して、ワタシが着替え終るまでに、自分も着替えて、ワタシの髪を乾かし始め、ドライヤーを受け取ったワタシが、自分の髪を乾かし始めると、昂大が、寝室で髪を乾かし始め、乾いたかどうかわからないが、ワタシより先に乾かし終えて、迎えにきた。
ワタシと髪の長さ変わらないと思うのに…。
ワタシのドライヤーを取り上げて、手早くワタシの髪を乾かし終えると、ワタシを抱き上げて、寝室へ向かった。
「なぁ、ワタシさ、家帰ってきてから、ほとんど歩いてないような気がする。」
「ウン。」
「ウンって。」
「だって。」
「だって、何さ。」
「これから疲れるかもしれないことするから、他のことして疲れさせないように。」
「エッ…。エェー。昨日も…。」
「今日は、恋人になって初めてだから。」
ワタシの顔が、また赤くなる。
「キスしてもいい?」
昂大の心配そうな顔を見たら、断れなくなった。