「写メ、イッパイ撮りたい。見せびらかす。」
「アカン…。」
「どうして。僕、自慢したい。」
「昂大。お試し期間中じゃなかったかな。」
「エェー。お試しだけど…。千尋ちゃんもホシイって言ってたよ。」
「忘れた…。」
「ゲッ。」
「それよりも、マスター。アイツは、賭けてたはずやケド、昂大が来るってわかってたんちゃうのか…。」
「ん?マスターがどうしたの?」
「明日、じっくり話を聞かねばなるまい。」
「何を賭けてたの?」
「昂大が来るかどうか、お嬢様達と賭けてたんよ。」
「僕、行くとは言ってないよ。千尋ちゃんは、どうしてるって聞いたら、今日は早くあがるよって。」
「罠や…。」
「エッ…?」
「お嬢様達から巻き上げたであろう掛け金、明日、取り戻さねば!」
「マスターは、何をやってるのかな…。」
「昂大も…。罠にまんまとはまったらアカンやん。」
「罠ね。僕は、わざとはまりに行ったかもだよ。」
そんな話をしてるうちに、マンションに到着し、慣れた感じで駐車場に車を止めて、中にはいる。
家に着くと、ワタシは寝室に行き、ドレッサーの引き出しに入れてあった合鍵を出して、リビングに戻った。
「昂大。これ。」
「くれるの?」
「ホンマは新しいのを渡そうと思ってたんやけど。」
「ありがとう。」
「ウン。」
「毎日居たら、千尋ちゃん嫌がるかな。」
「嫌がったりしないよ。」
「ホントに?」
「ホンマやで。」
「面倒じゃない?」
「面倒なんて思わないし。」
「ヨカッタ。」
「電球とか、椅子なしで変えられそう。それより、お風呂はいる。昂大先に入ってくる?明日、仕事。」
「一緒に。」
ワタシは一瞬考えたが、
「ん。じゃ早く沸かそう。」