『ALIVE地球生物会議』 会報NO.81から。
医療用実験動物は現在、ビーグル犬が世界で広く使われている。
しかし、ペット動物のため、実験利用には反発もある。
そこで欧米諸国では近年、豚の臓器などの生理機能や皮膚が人と類似している点や、
産業動物として普及していることからミニ豚を併用している。
ただ、ミニ豚も体重が40~50㌔になり、施設や飼料などの維持管理日が高い
との理由で、大学や試験研究機関での飼育には不向きとされてきた。
今回改良に取り組む「極小ミニ豚」は、富士宮市の農事組合法人富士農場サービスが、
ミニ豚の計画交配と突然発生によって03年に生み出した品種。
県畜産技術研究所中小家畜研究センターと同法人が、遺伝的なばらつきなどを改良し、
医療用実験に適した品種にしていく計画だ。
今回のプロジェクトは、①免疫機能を特定し、実験に対する反応を一定にする
②再生医療実験に活用できる系統を作出 ③安定した実験結果を得るため、
指定した病原菌に感染していない実験豚にする ・・・・・・・・・などが研究課題になる。
極小ミニブタは今後、「マイクロミニ(仮称)」として、品種登録される予定。
同法人の代表を務める桑原康獣医師は、
「人間の食べる動物たんぱくの52%は豚からの摂取による。豚が食料としてではなく、
医療でも貢献していけるよう開発を進める」と話す。
《2008年5月23日 日本農業新聞》
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この記事を読んで、あまりのショックにしばらくは言葉も見つかりませんでした。
このブログでも何度も書いていますが、豚は非常に賢く、感受性豊かな動物です。
その知能は犬よりも優れ、人間の3歳の子供と同等だという研究結果も出ています。
豚は人間の手によって、より人間好みの食べ物になるよう、
今までも何度も何度も改良を繰り返されてきました。
1匹の豚から、より多くの肉を生産させるために、その体はどんどん大きくなるよう、
どんどん太らせるよう、飼育・改良されてきました。
こんどは、動物実験用に、ミニ豚ですか?
犬を使うと反発もあるけど、豚には何をしても文句を言われない。
だから、豚は人間の好きなように大きくしたり、小さくしたり、するのですか?
人間は、動物と心を通わせることが出来る。
犬や猫を、本当に自分の家族として可愛がり、大切にする。
だけど、そんな優しい人でも、豚は食べる。
犬が殺されれば、ニュースにもなり、泣いたり、怒ったり、心から悲しむ。
だけど、豚は食べる。
犬の肉だって食べられるのに、犬は食べない。けど、豚は食べる。
動物実験に犬を使うと、反発も大きい。
今後は、犬の代わりに「マイクロミニ豚」が使われるようになる。
実験用として、わざわざ開発されるのだ。
「犬は可哀そうだけど、豚ならいいんじゃない。だってそれって、実験用の豚なんでしょ?」
数年後には、そんな声が聞こえてくる気がしてならない。
「犬は食べないけど、豚は食べるよ。だってそれって食用の豚なんでしょ?」
実験用と食用。言葉は違えど、言ってる意味は同じだから。
怖い。
当たり前に豚を食べているように、
当たり前に豚を動物実験に使って、
それを人々が、「仕方のないこと」と、関心すら示さなくなることが、とても怖い。
【動画】Science科学http://macveg.com/gallery/earthlings_science.html
