外見 VS 中身
概して、現代日本に生きる私たちは、物(商品)が溢れ、豊かな生活を享受できている。
お店で、商品を選ぶとき、私たちは外見を重視しがちだが、実はより大事なものは中身なのだ。
野菜や果物を例にとると、外見が良くても、実はたくさんの防腐剤や光沢剤などが使用されており、健康的にはよろしくないのだ。
また、近代の農法では、野菜や果物の栄養価が下がりつつあると指摘されている。
このように、私たちは、中身を軽視してしまい、外見を重視してしまっているのだ。
これは、商品に限ったことではない。
たいていの人は、人生のパートナーを探し、家庭を築いていく。
この人生のパートナー選びにおいて、外見と中身が大きな決定要因となっている。
果たして、どちらが大事なのだろうか。
自身の経験から言うと、どちらも捨てがたいのだが、最終的な判断材料は、外見ではなく、やはり中身が大事なのである。
ただ、他人の中身に接し、理解する前に、どうしても外見が大事な判断材料になってしまっていることは否めない状況だ。
外見と中身において、人と物を同じにように扱っていくことが適切であるとは言わないのだが、やはり何らかの共通点があるのではないかと思う。