NIPTの結果から3日後

大きな病院の予約を入れてもらっていたので夫婦で行ってきました。




総合窓口で紹介状を渡して

問診表を書いて



渡されたファイルを持って産婦人科へ




一度だけ乳がん検診で来たことのある病院

まさか紹介状を持ってここに来ることになるとは







産婦人科だけでなく他の科も人は多め






だいぶ待つ覚悟でしたが1時間ちょっとで診察へ






待っている間はどこか他人事のような

実感がないような

麻痺しているような


一周回って落ち着いたような




そんな感じでした。







番号が画面に映し出され

2人で診察室へ入りました。



私たちより少し年上そうな若めの先生




問診表を見つつ

質問をされつつ

(顕微授精での妊娠、予定日、予定日は移植日からということ、無認可施設でのNIPTの流れなど)



若い先生だな〜とは思いつつ、表情は少なめでしたが、(失礼ですが)テキパキと、かつ雑ではなく




カルテの入力早いな〜

(タイピング早っさすが!)


なんて思っていました。






検査結果を見せると

べつに怒られたわけではないですが

無認可施設でのNIPTのフォローのなさに

少々呆れておられました。





以前『コウノドリ』を読んでいて

ちょうどNIPTの話で


NIPT自体に反対ではなく




NIPTを行う施設に対しての事前カウンセリングや陽性後のフォローなどがなされておらず、気軽な検査でやれてしまうことに憤りを感じている、というような回がありました。




まさに漫画で見たのと同じ反応でした。







で、これがメールで送られてきたの?

説明もなし?






と、






私たちとしては


軽い検査で重い決断


と言われている無認可NIPT

に対して、軽い気持ちで挑んだわけではありませ。





たしかにカウンセリングはありませんでしたが、きちんと調べて考えて話し合って受けた物だったので、無認可を責めるわけでも、検査を後悔しているわけでもないです。






医療関係者が無認可のあり方に驚いたり

それはちょっと……と思うのはわかります。







ただ言わせていただきたいのは

認可施設ではNIPTを受けれる条件がある

だから無認可しかなかった





ぜひ希望者には誰でも検査を受けれるような体制が今後できていってほしいです。












話がそれましたが

一通り話をして羊水検査をする方向でお願いしました。





そして、これはまさかだったのですが

ハイリスクの羊水検査ということがあるそうで

だいたいは大丈夫だそうですが

胎盤が前面(お腹側)にあると針を刺せないことがあるらしくリスクが高くなるそう……




まぁ大丈夫でしょう

とのことでとりあえずエコーを、と






実はこの時夫、初めてのエコー

おもむろに立ち上がって

かと言って近くに来るわけでもなく

一歩だけ前に進み

立ち尽くす






寝転がって機械を当てて

画面に映る我が子





夫が初めてリアルにお腹の中の子どもを感じた瞬間でした。






モニターに体をぐわんぐわん動かす姿も映りました。











すると先生が

あー、あーなるほどねー

うーん、そうかー



と言い出したので何事かと思いました。




すると、先生が私に話しかけてきて

先程、まぁ大丈夫だろうと言われていたハイリスク羊水検査そのものだったようです。




そんなことある?!





私の中で羊水検査ができないなんて選択肢、というか考えはなかったのでびっくりしましたが、もう少し日が経てば胎盤がずれてくるから大丈夫、とは言われました。






特に今わかる異常はなく

大きさも週数通りとのこと。





もしかしてよく言われるNTなど

わかることがあるか聞いたのですが

わからないそう……





早く確定的な何かが知りたい

何も異常なくNIPTも偽陽性であってほしい





全く逆の気持ちが混在していました。






エコーが終わり夫も聞きたいことを聞き、

次回の予約を取り診察は終了。











一度待合室へ











染色体異常

陽性という事実はいつもあって

悲しみはあります、が、




夫の、初めて見た!

すごい動いてた!

という言葉に嬉しさでいっぱいでした。





通っている病院はコロナで立ち会いの診察は中止で、やっぱり私よりも実感は湧いていないような夫





はじめての自分の子どもの姿に

愛情が私にまで伝わってきて

とても嬉しかったです。








悲しい気持ちと幸せな気持ち



悲しい時に幸せになるのはなんだか罪悪感がありますが、素直に、家族3人で過ごせたあの時間はかけがえのない幸せな時間でした。