今日はとても好いお天気だ。一昨日から降り続いた雨が早朝にはあがり困りものの黄砂も一掃されて神戸市北区は青空が広がっています。空を見上げていると頭の端じっこから「今日は好いお天気だ、さやかに風も吹いている」とのフレーズが、ポロリと落ちてきました。(この続きは「無駄話」で紹介します)

 

 今日の花は「水仙」。写真のは3月末に自宅の近所で植えられていたものを撮影。投稿が1カ月ほど遅れたことになります。この画像をアップするため品種を調べていて初めて、水仙に冬水仙と春水仙があることを知りました。「水仙」は俳句の季語では冬ですし、東北地方では「雪中花」と呼ぶそうです。

 そういえば我が家の水仙は2月末には花が終わっていました。自宅庭に咲くので何時でも撮れると思っていたらチャンスを逃がしてしまいました。以下の2種類は春水仙で黄と白色を代表する人気の品種です。

 

「テイタテイタ」。草丈20㎝ほどの茎に真っ黄色の小さな花を数多くつける愛らしい品種で家庭で育てられているをよく見かける水仙です。花の少ない季節に咲きますのでとても目立ちます。黄色い水仙の花言葉は「私のもとへ帰って」。

 

 

 

 

 「ペーパーホワイト」。草丈30~40cm。沢山の花をつける純白の房咲の品種です。白い水仙の花言葉は「神秘」。

 

 

 

 「水仙」。ヒガンバナ科スイセン属。原産地は地中海沿岸。アジア中部など。花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」「報われぬ恋」など、そして色別に花言葉が異なります。

 

 無駄話

 ポロリと落ちてきた「フレーズ」をPC で検索すると、詩人、中原中也の「帰郷」だと判りました。多感な時を過ぎ、少しトウのたった学生時代に愛読した詩集「山羊の歌」に収録されたものです。過ぎ去った遠い昔のことを思い出しました。

 

 「帰郷」

 

 柱も庭も乾いてゐる。

 今日は好いお天気だ。

      縁の下では蜘蛛の巣が

      心細さうに揺れてゐる。

 

 山では枯れ木も息を吐く

 あゝ 今日は好いお天気だ

      路傍の草陰が

      あどけない愁みをする

 

 これが私の故郷だ

 さやかに風も吹いてゐる

      心置なく泣かれよと

      年増婦の低い声もする

 

 あゝ おまへはなにをして来たのだと......

 ふき来る風が私に云う

 

 前回の投稿で書きましたが、私の身体は今、MRI、エコー、その他などで諸々の部分を調べられ、モルモットのように検査の連続です。

 この歳になると宝探しのように掘れば掘るほど病巣が見つかります。この7日には脳のMRI、心エコー、血液などの検査を受けなければなりません。「何で、下肢動脈の血流流れが悪いのか、原因を調べる」ので受診しているのに「脳」のMRI検査? かかりつけ医の紹介で大きな病院に行ったとは言え、少し多すぎ、CT、MRIもこの2カ月で何回目か? 下肢動脈の流れが悪い箇所は特定できたので、「今回の検査が終わったら手術の日程を決めましょう」とノホホンと言う始末。念には念を入れて調べるということも判るのですが、モルモットは辛いです。

 1週間前に「腸閉塞」で入院し退院したばかりなので、気分転換に妻と「こまこ」を伴い久しぶりに「旅行」でも行きますか?