花の少ない季節となりました。ブログの「こまこと季節の花々」も季節柄、花々の写真をアップするのが大変です。

今日は10月末に撮影した我が家の庭で紫の優しい色で実をつけている「紫式部」です。この細く小さい花木も風が運んだのか、鳥が運んだのか不明ですが、しっかり庭の景色に定着した数多い実生の花です。

 

  飾壷むらさきしきぶ一枝挿す 山口青邨

 

  母生れかはり紫式部の実 工藤節朗

 

  渡されし紫式部淋しき実 星野立子

 

  紫になほ遠けれど実むらさき 藤田八郎 

 

無駄話

 娘が久しぶりに帰ってきました。新年早々の人事異動で京都に転勤となり新大阪でマンションを借りての一人暮らし。妻からは娘が新しい職場の仕事で大変疲れていて、以前から抱えていた精神的苦痛も含め、毎回の電話で「休職をしたい」と話すとのこと。今日帰ってきた機会に父親として2時間ほど話を聞きました。私の考えは精神的に病んで身体が壊れるよりは「休職」が可能ならば、会社の上司や人事または産業医と相談して早めに休職すべきだと考えていましたので、そのように伝えました。勤めている会社は休職期間中の給与も満額ではないけれど支給されるとのこと。私も若い35歳の頃、無経験の事業改革プロジェクトの事務局として手探りで改革の草案を提案する立場となり、病的なほど行き詰まり、一晩考えても一行も文章が書けなくなってしまい、重責な職務を投げ出した経験があります。親として娘には身体を壊すより他の人の助けを借りながらも「休職」を願い出でて休暇を取り、精神的な負担を少なくして現状を乗り越えるように願っています。