修学旅行の思い出 | 顔占いの好きな人  ブログ

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やすこの顔占い(人相 画相)
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やすこの あれこれ雑記

私が 小学 6 年生のとき 修学旅行があったが

強烈な思い出がある

 

時は 昭和 二十九年 のこと

一組 六十人の生徒に 先生一人で子供を引率

できないから 父兄二人が先生の手助けで同行した

母が同行者のひとりだった

 

行先は 大分県の別府 湯の町である

 

私が驚くことが次々あった

宿についた日の晩御飯は湯豆腐半分とみそ汁とごはん

母のところへ行くと大ご馳走

 

私がうらやうらやましがると 一緒に食べようといったが

食べずにみんなのところへ戻った

 

食事のあと寝るのだが 一枚の敷布団に生徒三人が寝る

敷布団を横に敷いて生徒三人が頭を並べて寝る

もちろん足は畳の上・・・

・・・・これで寒くなかったから夏だったのだろう

 

母の所へ行くと敷布団が二枚重ねで

掛布団もお客用で立派だった

 

翌朝 朝食の後  好奇心で館内を探索していたら

ホテルの台所  ? に着いた

 

台所には 

生徒たちが食べた食器が次々と運ばれてくる

中には 食べ残しがある

 

台所勝手口の戸が開けられていて 屋外には

食器を手にして真剣な顔した人たちが 二十数人いた

 

台所とその屋外で 助け合いの毎日だったのだろう

旅館の人は食べ残しの始末が楽だし 

食べるものを求めている人は無償で腹の足しになる

 

後ろのほうにいる人には 旅館の人が投げてあげていた

そのたびに歓声が上がった

 

 

日本には助け合いの風習があってよかった