あの不朽の名作が北海道に初上陸!

 
ということで、観て来ました!
 
本当の事をいうとトラップ大佐役の深水彰彦さんが目当てだったんですけどね。
 
今年に入って観劇 (当然、遠征)が続いたため、来年の観劇(レベッカ観劇)を考えて今回は控えようと思ったものの、好きになったら猪突猛進!
 
行くっきゃないだろぉーーー!
愛だろう、愛っ!!!
 
という私の叫びは放っておいて
 
真面目に舞台の感想を。
 
いや、深水さんへの愛もマジですけどチューラブラブ
 
 

 

 
四季の世界へお導き下さったAころももち師匠とそのご息女と3人で観劇しました。
 
夏休み初日ということもあってか、平日の昼公演でもお子さん連れや学生さんとおぼしき人たちが多かったです。
 
が、それでも空席が目立つ…ショボーンタラー
 
私自身、北海道四季劇場へ出向くのは4月に『ライオン・キング』を観劇して以来、4度目なのですが…。
 
なのでせめて『宣伝』という名のレポをハート
 
 

 

 

冒頭場面からジーン...涙

 
シスターたちの歌う♪朝の祈り
本物のミサに参列しているような、厳かな気分に…クロス
 
緞帳に映し出されるイコンが素敵でしたキラハートきらきら
 
終演後に参加した「バックステージツアーでその仕組みやイコンのことについて詳しい説明があったのですが、それは後述するとして、シスターたちが客席通路を通る際に漏れ聞こえてきた、生の歌声の美しさに涙腺が…うるうるうう
 
思わず拝みたくなったわ。アーメンくろす
 
 
修道女見習いのマリアが山をバックに両腕を広げながら伸びやかに歌う、♪サウンド・オブ・ミュージック
 
映画でも有名な場面だけど、背景といい、曲の雰囲気といい、思わず「アルプスの少女ハイジ」を思い浮かべてしまったわ うふ
 
 
マリア役の平田愛咲(あずさ)さん。
 
全身から幸せオーラを発していました。
クルクル動く大きな目とコロコロと変わる表情。
天真爛漫で純真無垢なマリアを好演していました。
  
大佐役の深水さんの言葉を借りるなら、
 
”修道女なのにお転婆でビックリ箱みたいな人”
 
 
そんなマリアを修道女には向いていないと修道院長に進言するシスターたちの歌、♪マリア
 
マリアのダメダメぶりを歌っているけど、結局は皆、マリアのことが大好き。
ただちょっぴり心配・・みたいな歌。
 
 
修道院長役の秋山さんは、見るからに人格者な風格。
初演からこの役を演じられている方なのですね。
 
落ち着いたトーンの話し声と慈愛に満ちた美しい歌声に心を奪われました。
 
マリアに修道院を出て7人の子供のいる屋敷の家庭教師になるようすすめる修道院長。
音楽が好きで、いつでもどこでも歌ってしまうマリアに、自由に歌うことができない修道院での窮屈な生活よりも、その方がマリアのためだと優しく諭します。

自由に歌うことを許可するばかりか一緒に歌ったりして、なんて素敵なお方なのかしら、修道院長様おねがいキラキラ
♪私のお気に入り
 
1幕ラストでマリアの背中を押す、♪すべての山へ登れにも心を揺さぶられました。
気がつけば涙がポロポロこぼれてた うるうるなみだ
 
 
家庭教師になることを引き受けたマリアがトラップ邸へ向かいながら不安を振り払うように歌う♪自信をもって
 
平田マリアが超キュート爆  笑ピンクハートラブラブ
 
最初は不安でいっぱいだったマリアが前向きになっていく心境の変化が歌われているのだけれど、歌詞がとても良かったような気がする。
(バクステの中で舞台監督さんもこの歌に勇気をもらったとおっしゃっていました♡)
 
そんな、明るく前向きなマリアだけど、トラップ邸の門の前ではその豪華さに尻込みしてしまう・・・
 
マリアの意気込みを削ぐような巨大ゲート。
 
トラップ大佐の豪邸が広大な土地の中にあるということを視覚的な効果で見せてくれます。
 
観劇後のバックステージツアーでは、トラップ邸の大きな窓や階段、アンティークソファーなどを間近で見ることができました。
また、その見せ方や視覚的効果についての説明もあったので、次回の観劇の時にじっくり観察してこようと思います。
 
って、次はいつ行けるのかなぁ…四季システムが怖いなき
 
 
それはさておき、いよいよトラップ大佐の登場です!

マリアと初めて対面する時の大佐がカッコイイ!!キャーキャーらぶらぶはーと♪
 
 
聞こえてきた教会の鐘の音に、ひざまずいて祈りを捧げるマリア。
 
その後ろ姿を認めた大佐が声をかけずに、靴の踵を”カツン”と打ち鳴らします。
 
会報誌で深水さんが「軍人が敬意を表す動作」と説明していたので注意深く見てたけど、あまりのカッコ良さに泣きそうになったわ なく涙ハート
 
だからと言って、大佐がマリアを認めたわけではなく。
 
自己紹介を受けるなり「その服を着替えてきなさい」とかなんとか・・・
 
マリアの一張羅の洋服にいきなりケチをつけた大佐ですが、一体、何が気に入らないのでしょうか?
 
という質問がバックステージツアーの中の舞台監督さんへの質問コーナーでありました(笑)
 
お金持ちから見たらみすぼらしく見えるらしいよ。
 
 
大佐の7人の子供たちは長女のリーズルを除き、すべて北海道在住の子供たちです。
 
最年少は小学1年生。
稽古が始まったのが約半年前だそうだから、その時はまだ年長さんだったのですね!びっくりwao
 
 

 

 北海道のローカル番組より
 
 
ライオン・キングのヤングシンバとヤングナラ役の子もいるそうですが、ほぼ全員がお芝居の経験のない子たち。
 
でも笑いもバッチリとっていたし、大人顔負けの演技力でした!
子供の吸収力ってホント、すごいっチューラブラブピンクハートキラキラ
 
 

初めて大人の俳優たちと合流し、札幌での稽古の成果を披露する北海道の子供たち。
初めてなのに平田さんとの息もピッタリ!
 
 

 
スーパーバイザーの勅使瓦さんも絶賛
 
 
子供たちとの場面はどの場面も好きハート
 
♪ドレミの歌では徐々にマリアに心を開いていく子供たちの表情に泣かされたし、♪ひとりぼっちの羊飼いは可愛いし、(特に男の子たち、クルトが私のお気に入りハート )
大佐が子どもたちとの絆を取り戻すきっかけとなる♪サウンド・オブ・ミュージックの天使のような歌声にも涙 感動泣き涙
 
天使と言えば、パーティーで子供たちが来客に「おやすみなさい」の挨拶をする♪さよなら、またね
 
先日、札幌市内で行われたトークイベントに参加されたAころももち師匠がその時の動画を送ってくださったのですが、その中で深水さんが階段を上がっていく子供たちのことを
 
天国に帰っていく天使たちのよう
 
と表現されていました。
 
なんて素敵な比喩表現なのかしら なく涙ハート
深水さんらぶっ!!11らぶらぶはーと♪
 
なのでその場面の深水さんの表情を確かめるべく、トラップ大佐をガン見するも、子供たちの表情も見たいし…
 
深水さん、子供たち、深水さん・・・
ああ、目が足りないアセアセ
 
 
深水さんはとにかくカッコ良かった!
立ち姿の美しさといい、深みのあるお声といい、なによりも目力がハンパない!
 
広い豪邸の中、子供たちだけでなく執事や家政婦も笛で呼びつける大佐。
ピリピリしていて、こちらまで緊張してしまった。
 
そうかと思えば婚約者のエルザや友人のマックスたちとは普通に談笑しているし。
 
軍人らしく、序列を重んじられる方なのでしょう。
 
教育方針のことでマリアに意見されてブチ切れる大佐とその後の大佐の変貌ぶりが特に好き。
 
子供たちの歌に大佐の心が解けていく場面。
 
子供たちの歌声に誘われるように、静かに歌いだす大佐。
そして子供たちとの抱擁…
 
泣ける!!!えーんあせるあせるあせる
 
2人の男の子たちの表情としぐさも印象的だったのだけれど、長女のリーズルの表情に特にグッとくるものがありました。
母親が生きていた頃の父親を一番よく覚えているのは彼女でしょうから。
 
リーズル役の木村奏絵さんは初演の際に次女のルイーザを演じられていたそうですね。
お芝居の中でリアルに少女から恋する乙女へと成長。
ロルフとのデュエット曲、♪もうすぐ17才ではとても美しい歌声を聞かせてくださいました。
 
とにかくマリアや大佐をはじめ、子役たちやシスターたち、トラップ一家をとりまく人々など、すべての登場人物が魅力的でした。
 
それにしても深水さんは、軍人役や不器用な男の役がとてもよく似合いますね。
 
 
 
 
結婚式での軍服姿・・・ラブピンクハートラブラブ
 
アルプからの写真なので小さいけれど、それはもう素敵だったのですよラブラブ
 
帽子を目深に被るとことか、立ち居振舞いが素敵すぎたハート
 
この勇姿!
是非とも、劇場で見て頂きたい*! ラブ
 
 
軍服といえば、もう1つ!
 
 
 
 
 ぎゃふんっ!!鼻血くりぬきハートハート
 
頂き物だけど『李香蘭』の深水さんですLOVE love
特攻隊員が遺言を述べる場面なのでカッコイイと言うのは不謹慎かもしれないけれどカッコイイしか言えない うるうるハート
 
 
それから不器用な男といえば『異国の丘』の神田さんハート
 
実はテレビで放送されたのを観たことがあります。
深水さんがご出演されていたと知り、動画サイトで確認しました。
 
確かに見覚えがありました。
その時も確かに魅力的な役者さんだと思ったはずなんだけど、何故あの時にはハマらなかったのか…えーんあせ
 
で、マックス役の荒川務さん。
私が見たのは石丸幹二さんの九重秀隆でしたけど、荒川さんも演じられていたのですね。 
 
そういえば九重さんが神田さんに向かって「不器用な男だ」と言う台詞がありましたね。
 
その荒川ボチさん、今度はちょっとコミカルな役回りですが、これが意外なことにハマっていてビックリ!
日和見的ではあるけれど、大佐があまりにも不器用なので、ある意味、彼が出てくるとほっとします。
 
子供たちにとっても父親の友人というよりは、自分たちの友だちのように接することのできる気のおけないおじさん。
元アイドルだけあって、親しみやすい風貌ですしね。
声も甘ったるいし(笑)
 
そしてエルザ役の高倉さんも素敵でした。
 
トラップ大佐が子供たちの母親にと思うのも納得というほど、優しい雰囲気をお持ちだし、それでいて当時では珍しい、キャリアウーマンとしての品格もありました。
 
パーティドレス姿で階段を下りてくる姿はまさに貴族といった感じ。
大佐と意見が合わないとわかるや、さっさと見切りをつけるなど、打算的な女性とも受け取れるけど、マリアと大佐の気持ちを察して身を引いた賢い女性とも受け取れる。
 
大佐とエルザの関係はとっくに破綻していたようですね。
だって、婚約解消してすぐにマリアにプロポーズって…
 
…と、これ以上、長くなるといけないのでまとめます..あはは
 
 
上演時間は1幕が80分。15分の休憩をはさんで2幕が55分の計2時間30分です。
 
1幕に家族の再生をギュッと詰め込んで、2幕では逃亡するまでをスピーディーに展開して行きます。
 
映画は2時間52分で約3時間ですから、ホントにあっという間に観終ったという感じでした。
 
映画版は1度だけ、テレビで放送されたのを見ましたが、それとは少し、演出や構成は違っていたように思います。
カットされていた場面もいくつかありました。
特にマリアと大佐のロマンス的な部分は、ほぼほぼカット!
 
いや、無くて良かった!
あったら壊れる!顔文字キャー
絶対直視できない!!!萌モヘ
 
まあ、お子様連れも多いことですしね。
 
『愛を感じて』のバレエシーンのカット・・・みたいな?
 
確かにあのシーンは照れるもんねハートchu
 
ごめんよ、A師匠…えへへ…
 
 
それでも十分甘かったですけどねため息2 ピンクハート顔文字
 
実は、深水さんと平田さんの並びってどうなんだろうって思ってました。
 
トークショーの中で深水さんも、「ありがたいことに、こんな若い綺麗な方と恋に落ちる場面があって…ちょっと無理があるんですけど」ってご謙遜されていましたけど、深水さんは若々しかったですよ。
ただ、平田さんの見た目が幼すぎるような気がして にゃは
でも杞憂に終わりました。
結婚後、大佐のことを名前で呼ぶのを聞いたときはちょっと違和感があったけれど、「あなた」っていう呼び方はトラップ夫人としての自信に満ちていて良かった。
 
大佐もマリアを信頼し、互いに尊敬しあっているという感じが見て取れました。
 
深水さんのお芝居はきめ細やか。
丁寧なお芝居をされる方だなと感じました。
台詞も丁寧で、きちんと心情が伝わってきます。
 
涙も流されていたようなのですが、肉眼ではよくわかりませんでした。
ただ、鼻の下が光っていたのできっと泣いていらっしゃるんだろうなとは思いましたけど。
 
深水さんのガチ泣き、間近で見たいっおねがいラブラブキラキラ
 
 
カーテンコールも盛り上がりました。
深水さんや平田さんが一緒に『ドレミの歌』を歌うように促すようなしぐさをされていたけれど、周りの誰も歌っていなかったので手拍子だけで参加。
 
まあ、こんなダミ声でお隣りの席の方のお耳を汚すのもなんですし…ははっ…
 
 
 
最後に。
 
 
 

 
 
ロビーにはまだ浅利さんを追悼する祭壇がありました。
 
手を合わせるのを躊躇してしまったので写真に納め、改めて手を合わせました。
 
前述のトークショーの最後に深水さんが浅利先生のことを話されていましたが、先生の言葉を真摯に受け止め、教えを守り抜いてきたベテラン俳優さんの言葉に深い感銘を受けました。
 
そして、それを実行する姿、精神をまざまざと見せて頂きました。
 
そんな作品に、俳優さんに出会えたことに感謝しています。
 
本当に感謝してもしきれません。(合掌)
 
 
ということで、まとまりもなく、だらだらと書き続けましたが、以上でレポを終わります。
 
 
どうです?
 
トラップファミリーに会ってみたくなりましたか?
 
それともウザかった?滝汗タラー
 
トラップ大佐役はもう1人、村俊英さんも初演からずっと演じていらっしゃるようです。
 
村さんといえば私の中では、ムッシュ・フィルマン。
 
ファントムもされているのですね。
 
残念ながらどちらも観劇したことはありませんが、張りのある素敵な歌声なので、深水さんとは違った大佐像を魅せてくださると思います。
 
 
本州在住の皆様。
夏休みに北海道へ避暑にいらっしゃいませんか?
つい先日までは真夏日でしたが、ここ数日は少し気温が下がったようですし、お盆を過ぎる頃にはさわやかな風が吹いていることでしょう。
 
『サウンド・オブ・ミュージック 札幌公演』は期間限定公演です。
千穐楽は10月28日です。
 
前回の公演が2015年ということなので、次はいつになるか、どこでの公演になるのかわかりません。
キャストも変わるかもしれません…
 
そして、道民の皆様!
 
今年は『北海道命名150年』という記念すべき年です。
そんな記念すべき年に上演されている名作を、北海道の子供たちの活躍を観に行きませんか?
 
チケットは多分、当日でも大丈夫だと思います。
なので札幌へ遊びに行った際に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

イベントも開催されるようなので公式ページをチェックしてみてくださいね。→
 
 
さらに言えば、北海道四季劇場は2020年3月をもって閉館となります。
最終公演は『リトルマーメード』で今年の12月から閉館の日まで上演されます。
 
言い換えれば、北海道四季劇場ではもう『サウンド・オブ・ミュージック』と『リトルマーメード』しか上演されません。
 
是非是非、北海道四季劇場へ、『サウンド・オブ・ミュージック』へ足をお運びくださいませ。
 
 
で、次回の私の観劇はというと・・・
 
すみません。
未定です。
 
すみません。
キャスト発表があるまで計画が立てられません。
 
すみません。
やっぱり、深水さんが見たいので。
 
もちろん、村さんの大佐も見たいです。
でも、すみません。
旅費を考えるとお財布に余裕がないです。
 
せめて、東宝などのように昼夜公演でキャストの入れ替えがあればいいのになぁ・・・
 
すみません。
四季のシステム、馴染めません。
 
すみません。
すみません。
すみません。
 
このシステムなんとかしてぇーーっえーんアセアセアセアセアセアセ
 
 
終わります。