こんにちは。
昨日は、「感情は引き出すもの?」
と私の感じていることを書きました。
感情は引き出す、というより受け止めたいよね、
ということなのですが、
引き出したい言葉もあります。
それは、
「そうなんです」 です。
来談に至った経緯や背景を確認し、整理して、
それをどう捉えているか、とか、
どんな感情を持っているか、とか
そういうことを丁寧にひも解いていくわけですが、
面談が進んで、目の前のその人が、
自分のことや取り巻く環境のことがどう見えているのか、とか
損なわれそうな価値観とか、満たされないニーズとか、
そういうことが見えてきて、
今うまく言葉にできていないけれど、
こういう意味づけをしてしまっているのかな、
と感じられたときに、
そっと、言語化して伝えてみる。
そんなときの、
「あ、伝わっている」とか、「わかってくれている」感のある
「そうなんです」 です。
あんまり、堂々と伝えないほうがいいかもしれません。
「たとえていうなら、・・・喪失感、(間をおいて) みたいなものを感じていらっしゃるのでしょうか・・・・」
とか丁寧に、さぐりさぐり言葉を選んで、確認する感じです。
あんまり早くやってしまって、ズレていると、
ラポールに影響するので気をつけたいです。
できれば、前半から小さい「そうなんです」的なことを
積み重ねていけるといいな、と思います。
事実・状況を返したときの「そうなんです」。
感情(こう思ったんですねとか) を返したときの「そうなんです」。
このあたりは、相談者の言葉を「言い換えない」ことで、
返してもらえそうな「そうなんです」ですね。
そして、じっくり噛みしめて、想像して
「言い換え」て意味を返したときの「そうなんです」は、
もうちょっと重みがあります。
最初はできるだけ言い換えない。
充分向き合って、同じ景色を見ようと努めて、
見えてきたもの、受け取ったものを
「言い換え」て伝える。
いい「そうなんです」をもらえるように、
言葉を大切に扱ってみてくださいね。
第18回受験 多田塾公認受験サポーターのロープレ対策
■第18回ロープレ対策コース(ロープレ3回+多田塾コンテンツ)
→9/15で募集を終了しました
■「Shien.Lab」研究生コース(複数の多田塾公認サポーター支援、練習会、多田塾コンテンツ活用)の申込は継続
詳細・お申込み・お問い合わせは【コチラ】 から