こんにちは。

今日は、最近のサポートで、

ここで躓きがちな方が多いな、と思ったことについて、

考えてみます。

 

 

相談者が、AかB(かC)の選択肢で悩んで来談、

というケースで

 

「結局どちらを選択したいのか、わからなかった」

「どちらの方向を目標に進めたらいいか、わからなかった」

ということ、ありませんか。

 

例えば、

 

52歳男性、大規模な早期退職の募集があり、

手を挙げようかどうか、悩んでいます、と来談されました。

 

詳しく背景を聴いていきます。

 

相談者からは、

 

数年前に役職定年になって

役に立っている実感がなくやりがいが感じられないことだったり、

同僚が転職して生き生きしているのを見て、うらやましく思ったことだったり、

早期退職の募集を見て、自分はもういらない人材なんだろうかとさみしく思ったり、

でも、早期退職しても自分に転職ができるのか不安だったり、

退職金の上乗せや再就職支援があるなら、転職できるのだろうか、と思ったり

家族のライフイベントを考えると経済的に不安があったり、

家族の反対があったり・・・・

 

みたいなことが語られたりします。

 

基本的なかかわり行動やかかわり技法ができていれば

このあたりまでは、15分の前半くらいまでの間で

相談者から語られ、

主訴らしきことは伝わってくるかと思います。

 

そして、この先。

「結局どうしたいのか、わからなかった」パターンになりがちなのは、

 

「本当は、今の会社でやりがいが持てるなら、

残りたいという気持ちが強いんでしょうかね・・・」

とか

「本当は、経済的な問題が解決すれば、

早期退職に手を挙げたい、という気持ちなんでしょうかね・・・」

 

というように、

で、本当はどうしたいのか、

どちらに話を進めたらいいんだろうか、と

婉曲に、柔らかく、でもそればっかり質問してしまっていることが

多いように感じました。

 

もちろん、この質問が効果的なこともあるのですが、

 

混乱した状況の説明や悩んでいることが語られただけで、

この「どっちが優先?」という質問をすると、

 

CL「そうですね・・・。でも、今の仕事ではやりがいは感じられません・・・」

CC「では、思い切って早期退職に手を挙げたい、ということでしょうか」

CL「そうですね・・・。でも、確実に再就職できる保証もないし・・・不安です」

CC「・・・そうなんですね・・・」

 

と、「でも」「でも」が返ってきて、

堂々巡りになってしまう。

 

きっと、本当はこちらを選びたいんだろうな、ということが

だいぶん伝わってきていたとしても、

混乱して、不一致な状態で相談にきているわけですから、

 

すんなり「本当は、こっちに進みたいんです!」

とは、言ってくれない(ような気がします)。

 

 

ということで、急がば回れ。

 

Aを選んだらこれが不安、Bを選んだらこれがイヤ、

という混乱した状態なんだな、という

「今」の悩みをいったん受け止めた上で、

 

少し視座を高めて、

過去や将来に焦点を当てたり

そこまでで語られた中で、

何度も出てきた言葉や特徴的な言い回しなど、

相談者の価値観や自己概念が表れているようなことに

焦点を当てて、より明確化し共有していく。

 

そんななかで、漠然とでも

「こういう人生を歩みたいと思っているんだな」

というような、長期的なビジョンみたいなものが

二人の間で見えてくる感じだったらいいな、と思います。

 

そうしたら、

それに向けて、現実的な課題を整理して、

自分の価値基準に照らし合わせて、

優先順位を決めたり、取捨選択したりします。

不足しているリソースやサポートが何かも見えてきそうです。

 

シュロスバーグの4Sで整理すれば

わかりやすいですね。

 

事例や面談の流れによるので、

うまく文章にしづらいのですが、

最近「で、どうしたいの???」の壁みたいなものが

気になっていたので、考えてみました。

 

もちろん、「もし」とか「一番解決したいこと」

の質問が効果的なこともあります。

 

いろんな流れをイメージできるようになったらいいのかな、

と思います。

 

 

思い込みはNGですが、

ある程度出やすい事例に慣れることと

面談の進め方の王道パターンを理解しておきましょう!

 

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