皆さん、こんにちは!

第6章のブログを開いてくださりありがとうございます。

(資料をたくさん貼り付けているので、ローディングに少し時間がかかるようです・・・すいません)

 

この章では「二人が家で、できること」と題して、「治療と平行して、妊娠を目指して二人ができることは何か」という具体的な行動について解説します!

第1章でご紹介した相関図で言えば、ここに部分における解説がメインになります。

 

 

 

今回もPDF版「#夫の不妊バイブル」では解説しきれていなかったことを、ブログ版ではお伝えしていきたいと思います。

では、見ていきましょう。

 

 

この章では3つのパートに分けてご説明します。

 

 

 

■ 普段の生活の中できること

まず大前提として、妊娠のためには夫婦両者の健康状態が良いことがとても重要です。

 

基本的なことですが、

 

・ちゃんと栄養価の高い、健康的な食事をとり

・適度な運動をして代謝を高め、健康的な体づくりを心がけ

・しっかりと睡眠をとって体を整えること

 

この3つを夫婦で協力しあって達成してください。

 

そういう前提のもと、「家でできることってなんだっけ?」というのを以下にまとめています。

 

 

夫婦で「今月はこれにチェレンジ!」などと目標を決めて、実際にトライしてみてはいかがでしょうか?

 

また、栄養素について補足をしておくと最近は「ビタミンD」が注目されているようですね!

 

 

ちなみにこんなのも用意してみました・・・(ドラゴンボール好きな夫さんなら伝わるはず・・・)

 

 

 

 

とまぁ、いろいろご紹介しましたが、「とりあえずやってみる」というのが大切な気がします。

もちろん効果はありますが、夫婦で一緒にチャレンジすることで「精神的な効果」もある気がします!

「一緒にやってる感」を作り出すことは、とても大切なので!

 

 

■ 簡易検査でわかること

先ほどの「食べ物」とか「運動」とかとはちょっと違い観点で「家でできること」の一つが「男性の簡易検査」です。

(すでに不妊基本検査で「精液検査」を受けた方はここは読み飛ばしていただいても構いません。)

 

ここでは、家でできる精子の健康チェックについて、ご紹介します。

 

第2章でもご紹介した通り「不妊原因の約半分は男性側にある」と言われても、「病院に行って、精液検査を受ける」という、この行為のハードルの高さ、気持ちはめちゃくちゃ分かります。(僕も男なので)

 

照れもあるし、自分の「精子力」を測られ現実を見る怖さもあるし・・・あと・・・(妻さんに面と向かっては言えないけど)面倒くさい・・・

 

 

そんな全国の男性に勧めたい「精液の簡易検査キット」について、ここではご紹介します!

 

ただその前に、簡単な「精子力チェックリスト」を見てみましょう。

 

 

上記に書いたチェック項目は、全て「精子の健康を考えると、あまりよろしくないよね」という内容です。

 

喫煙やファストフードなどは分かりやすいと思いますが、キン●マを温めてしまうサウナや長風呂も良くないですし、睡眠不足なども精子の健康に悪影響です。(なので、規則正しい食生活と睡眠が基本なんですね)

 

で、そんな「精子の健康」について病院での検査ではどういう項目をチェックするかというと以下の通りです。

 

 

 

でも病院に行って、精液検査はちょっと・・・という方にご紹介したいのが「簡易検査キット」

今回ご紹介するキット「Seem」では上記の項目のうち「濃度」と「運動率」の数値を自宅で測ることができ、最低限「ちゃんと精子がいるかどうか、動いているかどうか」を確認できます!

 

 

ちなみに僕が検査したときのこともご紹介します↓

 

 

そして

 

 

ってな感じです!

 

僕は2回計測しましたが、1回目は運動率が低くて、正直焦りました

こういうときの人間の反応って面白いもので、まずは「計測キットが壊れている」と疑いだすんですよね。笑

そして、「いや、精子をレンズに乗せるときにミスったかな」なんて、とにかく他責(?)というか、自分の運動率が低いということを認めたくない。笑

 

ただまぁ、それでは何も前には進まないので、とりあえず「 精子 運動率 改善 」で検索しました。

そして「私生活改善」として早く寝たり、健康的な食事に変えたり、週に2~3回はジムにいくようにしたり、いろいろ試してみました。

 

すると、1ヶ月半後ぐらいに2回目の計測をしてみたら、運動率が上がってたんですよね!(ついでに濃度も)

 

「精子って面白いな〜敏感だな〜」って思いました。

 

「Seem」を使ってよかったと思ったのは、「自分の状況をお手軽に知れる」ということと「自分の精子に興味を持てる」の2点ですかね〜。

 

「病院に行くのは怖い!ハードルが高い!面倒臭い!」という方は、簡易検査キットからスタートしてもいいかなと思います。

 

 

■ 代替医療

さて、最後です。「代替医療」。

 

 

非常にこのパートは言葉遣いに迷います。

というのも「漢方や鍼灸は治療ではない」というと「いや、そんなことはない!ちゃんとした東洋医学だ!」というご意見もあり、本当にその通りなので、このパートでは「クリニックでの診療/治療」とは区別して「治療ではなく体質改善」という言葉を使ったとご理解いただけますと幸いです・・・

 

このパートは以下の1枚に簡単にまとめています。

 

 

「簡単にまとめすぎだろ」と言われそうですが、それぞれ深く調べれば調べるほど、様々な考え方や方法などが出てきますので、一概に「まとめるとこうです!」とは言えないんです。

 

「漢方や鍼灸」については、クリニックによっては医師から薦められることもあれば「必要ない」と言われることもありますし、

「サプリ」については医師も、自分がそのサプリを作ったわけでもないので「服用した方がいい」と確信を持って伝えることもできず、

「ヨガ」も、言ってしまえば「そりゃ、やらないよりはやる方が健康な気がするよね」っていうことなので・・・

 

ということで、繰り返しになりますが、基本的には「健康な私生活を送ること」を意識しながら、追加でできることとして、これらがあると思ってください。そして、代替医療の活用の際はかかりつけの医師の意見も聞きながら活用するのが良いのではないかと思います。(治療の妨げになってはいけないので)

 

今回は以上です!

 

■ 最後に

不妊治療で避けたい状況、それは「妻が一人で孤独に治療に立ち向かう」という状況です。

 

なんども言いますが、不妊治療は「精神的負担」がとても大きく、夫婦二人で支え合う必要があります

 

夫さんに伝えたいことは、

・主体的に、自分は何ができるか考えること

・妻さんが落ち込んでいたら、そっと寄り添ってあげること

・夫婦二人で、一緒に頑張るという気持ちを持ち続けること

 

たったこれだけです。

 

是非とも、「二人が家で、できること」に書いてあることを、二人で話しあいながら進めてください

 

 

■ 次回予告

第7章は「大切なお金のこと」について説明していきます。(とうとう次回がラスト!!)

 

不妊治療は、どうしても経済的負担も大きくなります。国や自治体が補助金の説明をWebページに掲載していたりするのですが、とにかく見辛い・・・

 

なので、図解して説明していきます!

 

今回も読み進めていただきありがとうございました!次回も是非、ご一読ください!

 

【今後の公開予定】

第0章 ご挨拶  

第1章 不妊治療の全体マップ 

第2章 不妊治療の夫婦のデータ

第3章 妊娠の仕組み

第4章 不妊治療の進み方

第5章 二人が向きあう「心の壁」

第6章 二人が家で、できること   ← このブログ

第7章 大切なお金のこと  

 

 

<自己紹介>

 

株式会社ヘルスアンドライツ 代表取締役
妊活/不妊治療に取り組む夫婦を支援する事業を展開中。
大阪大学卒業後、外資系消費財メーカーP&Gに入社。
その後、20代のキャリア支援事業を行うスタートアップに参画し執行役員に就任。
 

自分自身が不妊治療で生まれてきたというバックグラウンド、
そして、日本が世界一の「不妊大国」であるという社会問題を解決したいという想いから、ヘルスアンドライツを創業。

現在は、不妊治療に取り組む夫婦をサポートするWebサービス開発や書籍の執筆活動、また社会に対する生殖医療、生殖機能の知識の普及を目的とした「大人の性教育」という性教育イベントを開催中。

 

・メディア掲載

AERA dot.  28歳男性が「大人の性教育男子校」を開催する理由〈AERA〉

YOMIURI ONLINE ヨミドクター 不妊と向き合う(3)男性も早めの検査を…高校保健で「加齢リスク」説明

 

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