こんにちは。旭川は本格的な冬を迎えようとしている今日このごろです。

さて、11月7日ですが、
旭川で水環境のワークショップ「地域から水問題を考えよう!」を開催しました。
このプログラムは、旭川医科大学、北海道教育大学旭川校、旭川大学/同短期大学部、東海大学旭川キャンパス、旭川工業高等専門学校の6校の合同学生組織「はしっくす」が主催したものです(代表:佐藤 裕基(旭川医大4年))。


当日のプログラムをご紹介します。
1:アイスブレイク(Project WET Japanアクティビティ:ブループラネット)(佐藤裕基)
2:「若者と
『水』意識」(青江翔太郎)
3:ワークショップ「
『水』と感染症」(Project WET Japanアクティビティ:「殺人鬼は誰だ?」)(佐藤裕基)
4:『水』問題と世界の課題」(青江翔太郎、佐藤裕基)
5:「地域活動と
『水』」(山本郁佳、佐藤知宏、石橋佳明)
6:交流会


当日は、北海道大学水環境学生団体WACCAから青江翔太郎さん(北海道大学2年)とNPO法人「カラカネイトトンボを守る会」から山本郁佳さん、佐藤知宏さん、石橋佳明さんが駆けつけてくれました。

アイスブレイクで互いに仲良くなった後、青江君の「若者と『水』意識」というタイトルでWACCAの活動について紹介してもらいました。その後、「『水』と感染症」と題し、1800年代のロンドンで発生したコレラを例に取り、水問題と衛生問題のつながり、さらには水がいかに多くに人々に影響を与えるかについてワークショップ形式で考えました。休憩を挟んだ後、「『水』問題と世界の課題」と題し、世界水フォーラム、世界ユース水フォーラム、世界子ども水フォーラムの紹介(いずれも2009年トルコで行われた、第5回世界水フォーラムを中心に)し、グローバルな視点で水問題を考えた後、「地域活動と『水』」と題して、札幌の篠路福移湿地で水環境の保全に取り組んでいる「カラカネイトトンボを守る会」の皆さんに、活動を紹介してもらいました。

会場の都合もあり、参加は13名でしたが、旭川の地元のNPO法人の方や、水関連会社の社長、さらには大学教授や飛び入り参加の方まで多様な方々に参加して頂き、非常に多くの励ましやご意見を頂きました。
また、水問題について感染症といった衛生面の問題から、若者の水に関する動きまで、そして地域の問題から世界の問題まで、幅広く議論が出来た事は非常に大きな収穫であったと思います。


当日、テーブルには、世界ユース水フォーラムの宣言文(原版、および日本語訳版)を置いておいたのですが、とある参加者の方が「もらっていってもよろしですか?とても参考になります」とおっしゃって頂いた事が非常に印象的でした。

若者が主体となって活動している、世界ユース水フォーラムについても大変多くの関心が集まり、参加者の方々にも若者の活動の可能性を大いに感じ取って頂けたと思います。
旭川では今まで、このように若者が主体となって開催する水に関するワークショップが少なかったように感じられましたが、今回のワークショップをきっかけに、旭川の地でも、水問題に関する関心が高まり、さらには旭川発の地域活動が展開できれば良いなぁ、と思いました。

最後に、このワークショップに参加してくださった皆様、そしてWACCAの皆様(ビーチボールの拝借いたしました)、NPO法人カラカネイトトンボを守る会の皆様(当日、JR札幌駅でのパネル展示でお忙しい中、スピーカーとして加わって頂きました)、にお礼申し上げます。ありがとうございました。


(なお、詳しい開催報告は、http://www.ed.asahikawa-med.ac.jp/club/hasix『はしっくす活動報告BLOG』からご覧頂けます)


文責:佐藤 裕基