これは、時事通信のニュース・サイト(6月5日の記事)に載っているグラフ。
項目別に調べたところ、「接種するつもり」に比べ、「しないつもり」「決めて
いない」と回答したのは、女性や預貯金額の少ない人、他人を信用しない
傾向のある人、全般的な不安感を抱える人などに多かった、との事である。
グラフで表されているのは、年齢との関係、預貯金額との関係。ここで,
年齢が下がるにつれて、打とうとする人が少なくなるのは、自明である。
しかし、預貯金額が少ないほど、打とうとする人が少なくなるのは、一体、
どういうことか?(※特に、100万円未満だと、顕著に少なくなっている…)
* * *
預貯金が少ない人ほど、陰謀論に嵌りやすい? 心の中で,
そう思った人もいるのではないだろうか。そうでないとしても,
経済的に恵まれていない人ほど、現体制への不満が強まる,
といった傾向は、無いか?と言われれば、有るかもしれない。
しかし、このように見る人は、おそらく世の中が見えていない。
事は、もっと単純だ。例えば、パート労働者の中には、休むと、
その月の収入が減ってしまう、という人も少なくない。このとき、
もし重めの副反応が出たら、どうなるか?…休まざるをえない.
ワクチン休暇は、大企業の正社員だけの話。こういう状況下で、
高熱が出るかもしれないワクチンを避けるのは当たり前である。
#もちろん…新型コロナに感染し、発症する確率よりも、
#ワクチンで、一定程度の副反応が出る確率のほうが、
#高い、と判断しているわけだ。この判断自体は正しい.