しばらく前にパイ・レディが廃業してからというもの、
すっかりパイアップルパイとはご無沙汰になっていました。

こちらでは、いわゆるケーキショートケーキよりも
パイのほうがスイーツとしては定番だし、
パイ屋さんも近くにあるので、
ずっと避けていたわけではないけれど、
どうしてもパイ・レディのパイと比べてしまって、
積極的に買う気になれず。
でも、やっぱりパイが食べたいな~と思うこともあり。

じゃ、思い切って自分で焼いてみる?と無謀にもアタック決意。
日本のレシピやアメリカのレシピをいくつも比較検討、勉強して、
挑戦開始したはいいけれど。
パイ生地が紙みたいだったり、例の小麦臭さが全面に出てしまったり、
ブルーベリーのフィリングがスープ状になってしまったり。
やっぱりパイは初心者には難しいのだー。


一見おいしそうに見えるけど、パイ生地が固くてまるで段ボール!無念!


アップルパイ。クランブル風だけど、普通のパイ生地を被せたはず。なぜ?!


刀折れ矢尽き、それでも試行錯誤しているうちに
ようやく納得のいくパイが焼けるようになりました。

コツはバターバターをキンキンに冷やして細かく切っておくことと、
粉とバターをザラザラの大きめな砂状になるまで根気よく混ぜること。


ブルーベリーパイブルーベリー。きれいに焼けた!


ちなみに、全粒粉100%で焼くので、
フランス風の生地が何層も重なって膨らんだパイはとっくに諦めています。笑。
アメリカのパイはさっくりクッキー風が多いし(と自分を納得させています)。


クリスマスに焼いた、初めてのパンプキンパイパンプキン。我ながら感動しました。


古くなったカボチャ2種類をローストしてミックス、ピューレから作りました。
どのレシピもスパイスを最低3種類入れるようなので、
揃えるのが面倒だなーと思っていたら、
なんと「パンプキンパイ・スパイス」なるものが売っているのです。
アメリカ中がパンプキンパイが焼く感謝祭の時期だけでなく、
通年商品として。

パイ生地作りにつきものの水分調節や
フィリングの甘さ、スパイスの加減等
だいぶコツがつかめてきて、結構自信がついてきました。得意の自画自賛!笑!

うまく焼けるようになると、結果だけでなく、作業自体も楽しくなってきて、
どんどん焼きたいのですが、体重計体重計との兼ね合いもあるので、

そんなに頻繁に、というわけにもいかずジレンマですー



パイ・レディ作。最後の一切れ。永遠のお手本。