先日、「主治医が見つかる診療所」って番組で、「ガンのリスクを下げるSP」という内容が放映された。
この中で一番重要とされていたのは「早期発見」
色々なガンを経験した鳥越俊太郎氏の体験が紹介されており、その中で印象に残ったのは、娘さんが「自分が近くにいなかった」ことに後悔をしているという言葉。
自分が近くにいれば、どんな小さな変化も見逃さず、もっと早くに発見できたかも、と言う。
ガン自体は痛みを発するものではないので、自覚症状が出てきたときには進行している場合が多い。
福も病気が分かる半年くらい前から、風邪をひきやすかったり、インフルエンザにかかったり、普段よりも免疫が弱っている兆候は見られたのに、対策をとることができなかったのが悔やまれる。
ただの風邪、と甘く見ないで、症状が長引いたり、頻繁に調子が悪くなるようなら、しっかり検査した方が良いだろう。
杞憂に終われば、それで良いのだから。
自分でガンを発見する方法の1つに、便をしっかり観察する事が重要と言っていた。
普段と違う感じの便が出る場合、特に血が混じるような場合は大至急検査が必要だ。
また、お風呂で体を洗う時、石鹸を手に取り、撫で洗いをすることで、皮膚の変化・しこりを発見できるし、皮膚にも良いとの事でお薦めしていた。
医者が自分でするならこの検査、というコーナーで言っていたことは、
・胃カメラ
・大腸カメラ
・CT
・腫瘍マーカー
をしていれば、大体のモノは発見できるとの事。
女性はこれに加えて女性特有のモノの検査も必要となる。
ガンになりにくい体を作る、というコーナーでは、
・禁煙
・節酒
・減塩(1日 男性9g未満、女性7.5g未満)
・適度な運動
・適正体重維持(BMI 男性21~27、女性19~25)
これらを全てやると、何もしない場合に比べてガンの発症率が約半分になると言っていた。
ガンにならないための食事として、
・肉 タンパク質は一番重要(低コレステロールはガンの発症率が上がる)
・鉄分 ガンは貧血を好む
・糖質を減らす ガンはブドウ糖が大好き
そして、魚・大豆製品・野菜・海藻・乳製品・キノコ類などをバランスよく摂ることが大事。
これはガンに限らず、健康を維持することに必要な事だ。
また、面白い事に、果物・野菜・魚を食べるときには、皮ごと食べるのは良いのだという。
皮には抗がん作用のある成分が沢山入っているらしい。
他には、ピロリ菌を除菌する、ストレスを無くす、笑うなど。
しかし、番組途中でサラッと流していってしまったのだが、私が一番重要と思ったのは、
「いい医者を見つけること!!!」
医者自身が、「いい医者ばかりではないから、ちゃんと選べ」とはっきり言っているのだから、患者となる自分たちがリサーチ・対策をしておかないと、万が一の時に命を預けられないし、預けたくない。
こんな不信感ありありの医師達に頼らなければならない状況にならないように、日ごろから注意して生活しないとダメだな、と改めて感じた番組だった。