家づくりコンシェルジュのブログ
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住まいの豆知識(4) 耐震診断 その2

こんばんわ、家づくりコンシェルジュの金子です。



前回、一般の方でも簡単にチェックできる


木造住宅の耐震診断のことをお話ししましたが、


今朝のフジテレビ系列の情報番組「とくダネ!」でも


紹介されていたようです。


3月11日の大地震から50日ほど経つ現在でもまだ余震が続き、


さらに最近では余震と言っていいのかと思うような


内陸部を震源とした地震も発生しています。


みなさんの中にも、益々不安な気持ちになられている方も


多いのではないかと思います。


建築の専門知識がなくても、簡単にチェックできるようになっていますので、


是非、一度トライされてみたらいかがですか?



また、先日、弊社が所属する(社)埼玉県建築士事務所協会の


支部理事会会合に出席した際に


埼玉県本会において『東日本大震災対策本部』が設置され、


県民の建物倒壊不安等に対応するための緊急無料相談会を実施していくことが


決定されたという報告がありました。


今後、各市町村の広報誌等で案内されることと思います。


私たち協会加盟事務所も、まずは電話での相談無料で対応することと


なりました(現地調査等有料となりますが…)ので、


お気軽に相談していただきたいと思います。


尚、みなさんのお近くにある事務所をお知りになりたい場合は


(社)埼玉県建築士事務所協会HP上に各支部ごとの名簿が掲載されていますので


そちらをご参考にされるとよいかもしれません。


住まいの豆知識(3) 耐震診断

家づくりコンシェルジュの金子です。



昨夜の地震、かなり激しく揺れましたが


みなさん大丈夫でしたか?


これだけ大きな余震が続くと、


やはり住宅への影響が心配されます。



前回、自治体などで行われている無料耐震診断のことを書きましたが、


もう少し具体的にお伝えしていきたいと思います。



(財)日本建築防災協会から


一般の方でも簡単に自宅でできる


簡易耐震診断の資料が提供されています。


(下記URL参照)


http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/wagaya.html


こちらでは、自宅パソコンを使って診断できるプログラムと


印刷して使えるPDFファイルの2種類(内容は同じもの)があります。


これらは、私たちも自治体からの要請で


埼玉県建築士事務所協会が開催する


耐震相談会等で使用しているもので、


一般の方でも分かりやすいものとなっています。


まずは、これらを利用して自己診断してみるのも


いいと思います。








住まいの豆知識(2) 我が家の耐震性能

こんばんわ、家づくりコンシェルジュの金子です。



今回の大地震による被災家屋の映像を見て


我が家の耐震性能はどうなのだろうと


不安を感じている方も多いと思います。



じつは、多くの自治体で、下記のような若干の条件付きですが、


住宅の無料耐震診断が行われています。


 <条件の一例>


 【完成した年→昭和56年以前の建物は対象】


 【構造の種類→木造在来工法は対象、それ以外のRC造や鉄骨造又は、


  木造でも2×4は対象外】



しかし、あまり知られていないというのが実情のようです。


皆さんの市町村でも行われているかもしれませんので、


気になるという方は、一度、住所地の役場の建築担当部署


(建築課や住宅課という名称が多いようです。)に


問い合わせてみてはいかがですか。



また、各都道府県には、


私のような建築士の資格を持った専門家の集まりである


建築士会や建築士事務所協会といった団体もあり、


こちらでも様々な情報を提供していますので


こちらに問い合わせてみるのもいいかもしれません。




リフォーム工事着工のはずが…

こんにちわ、家づくりコンシェルジュの金子です。



この1ケ月間、没頭していたリフォーム工事の設計も


計画停電を乗り切ってなんとか完成しました。



依頼者のお父様が、長年営んできた飲食店を閉店し、


店舗として利用してきたフロアと、従来住居として利用してきたフロアとの


2つのフロアを利用した2世帯住宅へのリフォームです。


昨日、長年ご愛顧いただいた常連のお客様たちを招いて


お別れ会的なイベントを行い、


本日より早速解体作業の予定でしたが……


先日の大震災の影響で、建築資材の納期が全くわからないという状況に


当面、工事の着工を延期することとなってしまいました。



3月下旬の打合せの時点で、ある程度予想はしていたので、ここは慌てずに、


被災地の仮設住宅の建設状況や


キッチンやサッシなどのメーカーの製造工場の復旧の状況を確認しながら


工事を進めていくことになりました。



こんな時だからこそ、みんなで協力して


一日も早い復興を成し遂げたいですね。


(ただし、過度な自粛ムードはどうかと思いますが…)





情報源として

家づくりコンシェルジュの金子です。


昼休み中に、久しぶりのブログ更新をしましたが、

公開したのとほぼ同時に、

計画停電によって、先ほどまで

PCはもちろん、全ての電化製品が使用不能となってしまいましたガーン


まぁ、日中なので暗くなるわけでもなく

大して影響はありませんが、

ラジオやTV等が使えないということは、

かなりの情報が得られなくなるということに

改めて気付かされました。


携帯電話のワンセグも停電となると

バッテリー残量が気になってしまい

そう長時間は見ていられないものですしょぼん


しかたなく事務所に溜まっている新聞を読み返していたのですが、

今までは気にもせず見過ごしていた記事の中に

こんな状況の中、ピッタリのものを発見!!


それは「ラジコ(radiko)」という、

インターネット上で配信している情報サービスです。

既存のインターネット・ラジオサービスとは異なり

地上波放送されているラジオ放送を

CMも含めて同じ内容でほぼ同時に配信しているのです。

(地デジ放送と同じで数秒の誤差はあるようですが…)

もちろん無料ですビックリマーク


しかもPC上でだけでなく

iPhonやAndroidなどのスマートフォンでも

聴取することが可能です。

今のところ通常は、関東と関西地方のみの配信なのですが

先ほどアクセスしてみたら

今回の大震災に対応して、しばらくの間は

全国で聴取可能とのことでした。

これならば、映像がない分

携帯電話のバッテリー使用量も控え目で

情報が得られると思います。


アドレスを紹介しておきますので、

是非、スマートフォン用公式アプリケーション

「radiko・jpアプリ」をダウンロードしてみてください。


http://radiko.jp/


被災地の方々の力に少しでもなれればと思っていますので、

読者のみなさんのブログ等でもお伝えしていただければ

うれしいですニコニコチョキ

よろしくお願いします!!



大地震

こんにちは、家づくりコンシェルジュの金子です。


この1ケ月の間、
新規物件の設計に没頭するあまり、
ブログ更新をさぼってしまいました。
読者の皆様、すみませんでした。


そして何よりも、
今回の大地震で被害に遭われた方々には、
心よりお見舞いを申し上げると同時に、
1日も早く、いつもの生活ができるようになること、
切に願わずにはいられません。


我が事務所も、書棚からカタログや書類等の大半が
落下してしまい、足の踏み場もない状態でしたが
やっと片付いたところです。


設計する立場として、
被災地の状況をニュース等で見るたびに、
津波に飲み込まれ、跡形もなくなってしまった住宅跡に
とてもショックを受けています。


耐震ということについては、世界的に見ても
日本の建築は最先端の技術を持っていると思っています。
しかし、津波という地震以上に強烈なエネルギーを持った
自然の脅威に対しては、果たしてどうだったのだろう?
日本は海に囲まれた島国です。そして、地震大国です。
地震=津波ということについて、
もっともっと知恵を出しあわなければいけないと
痛感しています。


また、海外メディアでは、
このような非常時でも、
秩序を保ち避難生活を送る日本人に対して
絶賛の声が上がっていると報道されています。
これって、とても嬉しいことだと思います。

近年の経済状況などから、
何かと落ち込みがちな日本でしたが、
海外からは、日本はまだまだ尊敬するに値する国だと
思われているということなんですよね。


ただ、実際には、
過剰に反応している方も少なからずいるようです。
被災地でもないのに、食料品や日用品を買い占めする方が
いるということが、少しずつですが報道されだしています。
不安になる気持ちも分からなくもないですが、
もう少し冷静に行動してもらいたいと思います。


そんなことを考えていたときに、
あるFMラジオでリスナーが投稿していた内容に、
私自身も、もう一度、冷静に落ち着いて、
今自分にできること、やらねばならないことを
考え直してみようと思っています。


下記に投稿されていた話の概略を記しておきます。
これは「三尺箸の譬え(たとえ)」という話で
みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが…
 
 「三尺箸の譬え(たとえ)」とは、
 地獄と極楽の違いを、食事風景の比較によって解りやすく譬えたものです。

 「地獄」も「極楽」も食卓を見るだけなら何ら変わりはなく、

 沢山のご馳走が用意されている。
 ただし、どちらも三尺(約91cm)もある長い箸を使って食べなければならずに、
 地獄の住人たちは、先を争って食べようとするが、長すぎる箸を使いこなせず、
 やがて周囲と争いを起こし、せっかくのご馳走を食することができない。
 そのために、いつも飢餓感にさいなまれている。
 極楽の住民たちは、三尺の箸でご馳走をつまむと、
 自分より先に向かい合う相手に食べさせてあげ、

 自分は相手がつまんだご馳走を食する。
 そのために、いつも楽しく満ち足りた心持ちで暮らしている。


このように、
〝地獄・極楽に時間や場所の隔たりはなく、ただ住民の心根次第でこの場所が地獄にも極楽にもなる〟
ということを諭しているのだそうです。

まさに、いまの日本の状態は、
実際に被災していない地域の我々も、被災者の方々と共に
同じ日本に住む者として、多少の不便や不満は我慢して、
日本全体が1日も早く復興するように頑張る時なのだと思います。

住まいの豆知識(1) 室内湿度

こんにちわ、家づくりコンシェルジュの金子です。



このところ、


雪が降るような寒い日が続いたかと思うと、


桜が咲き出すような暖かい日になったりと、


目まぐるしく天候が変動していて、


体調管理が大変ですよね。


このような時期にみなさんは、


インフルエンザや花粉症に対して


何か対策はしていますか?


予防注射や薬などももちろん有効な対策の1つですが、


私は家づくりコンシェルジュですから


ここでは、高齢者住宅や介護施設の設計の経験から得た、

住環境の観点でのちょっとした豆知識をお伝えしたいと思います。



【室内湿度の大切さ】


施設の設計をしていると


必ずと言っていいくらい担当行政部署から


「インフルエンザウイルス対策として室内湿度60%を維持してください!」


と指導されます。


このことからも分かるように、


インフルエンザウイルスは高湿度に弱いということなのですが、


実は、花粉症も同様に高湿度が有効なのです。


しかも、ハウスダストの原因であるダニやカビにも効果があります。


また、家具や木製建具などの劣化防止にも効果があるんです。


適度な室内湿度を保つことは、カラダや住まいの健康にとって


いいことだらけなのです。


ただし、60%を超えると逆効果になるというこうとも


注意点として押さえておきたいところですが…(次表参照)



家づくりコンシェルジュのブログ-湿度とウイルス


しかし、実際に室内を60%以上の湿度にすることは大変なことで、


最近流行っている断熱用ペアガラス(←結露しにくいと言われている)


を使用していても、室内側がビッショリ結露してしまう状態が


60%という湿度なのです。


ですから、普段は逆効果になるということを


あまり気にしなくてもいいかもしれません。


目安として40%程度の湿度を維持していれば


十分効果は期待できます。



まずは、今みなさんがいる部屋の湿度がどのくらいか


知ることから始めてみましょう。


100円ショップなどでも、湿度計が売られているようですので


それを購入して計測してみてください。


意外と湿度が低いことにビックリするかもしれませんよ。



次回は、湿度を保つための設備の話をしようと思います。


ペタしてね


すでに春?

こんにちわ!家づくりコンシェルジュの金子です。



昨日、打合せで都内に行ったのですが、


なんと、桜が咲いているではないですか桜



家づくりコンシェルジュのブログ-都心の寒桜



まぁ、ソメイヨシノではなく寒桜の一種なのでしょうが


気分はもう春!! という感じです。



先週末は、関東でも雪が積もるほどの寒波だったのに


街角には、春の足音が確実に近づいているんですねニコニコ


ついでに、花粉も飛び出しているようですがカゼ



そこで、近日中に、花粉やインフルエンザウイルス対策について


住環境にも役立つ話を織り交ぜながらご紹介したいと思います。

桜と牛タン

今日は「立春」にふさわしい暖かな1日でしたニコニコ


午後から、打合せで都内に行ってきたのですが


コートを羽織っていると、ちょっと汗ばむくらいでした汗



先日、今年の桜の開花予想も発表されて桜


  家づくりコンシェルジュのブログ-2011桜開花予想


少しずつですが、でも確実に、春は近づいているんだなと感じます。


今年の春は、久々に桜の写真を撮影に行ってみようかな。



ところで、今日は打合せの帰り道、


新卒から十数年間お世話になった、K建設事務所に寄ってみました。


そういえば、入社早々わずか数日の頃、


四谷の外堀通り沿いにあった本社屋上で諸先輩方に囲まれて


外堀の土手に咲く桜の花見をしたなぁ~桜桜桜


もちろん、今年はまだ桜は咲いていないので


花見とはいきませんが、代わりに?S社長に、


四谷で超有名な牛タン屋さんに久々に連れて行ってもらいましたビール


ここも、入社当時からよくみんなで行ったお店ですが、


相変わらず混んでます。


最近、またマスコミに紹介されたらしく、


17時ちょっと過ぎに行ったにもかかわらず、


すでに半分以上席が埋まっていました。


しかも、帰る頃(←18時過ぎですが)にはお店の外にかなりの待ち人が…


これも、昔から変わってません。


夏だと、お店に入る前に、外で並びながらビールを飲み、


お店に入る頃には、すっかり出来あがってるなんてことも…


そんな人気店、


しっかりと今日も取材の申込みの電話を受けていたみたいですニコニコ



このブログでも、ちゃんと紹介しようと思ったのですが、


食べることに気を取られ過ぎて、


写真を1枚も取ってこなかったという大失態!!ガーンガーンガーン


とりあえず、帰り際にもらったパンフレットと


お店の場所を書いておきたいと思います。


ただ、ほんと超有名店なので、


いろいろな方が(芸能人の方も多い)ブログなどに


書いているみたいですし、


もちろんお店のHPもありますので、


興味のある方は一度検索してみてください。



 【たん焼き 忍】

   新宿区三栄町16松啓ビル1F

   http://www.tanyaki-shinobu.com/

  
   家づくりコンシェルジュのブログ-忍パンフ

   お薦めは、「ゆでたん」です。

   じっくり煮込んだ牛タンに、わさびをつけて食べます。

   さっぱりした味でいくらでも食べられちゃいます。

   もちろん、その他の牛タン料理も美味しいですよ!


   ちなみに、お店の名前は女将さんの名前だったはず…

   今日は、ごちそうさまでしたニコニコ

なまはげ

今日は2月3日、節分です(^O^)



「鬼役」としてお面をかぶったお父さんが、子供たちや奥様から、


力いっっっぱいに豆を投げつけられるかもしれません!?Y(>_<、)Y


我が家は、やさしい家族なので、そんなことはされません!!!


絶対!!! きっと!! たぶん! そうだといいな…



私には「鬼」という言葉に、子供の頃のちょっとしたトラウマがあります。


父親の故郷である秋田に帰省したときに


出刃包丁(←もちろんニセモノです)を片手に振りかざし、


「泣ぐ子はいねがーーー」「悪い子はいねがーーー」と荒々しい声で襲ってくる


「なまはげ」の襲来を受けたのです(((゜д゜;)))


それ以来、「鬼」というと赤鬼青鬼の「なまはげ」がすぐ連想されてしまいます。


家づくりコンシェルジュのブログ-なまはげ


この「なまはげ」の語源を調べてみると、


   冬に囲炉裏にあたってばかりいて、


   手足に「ナモミ」と呼ばれる低温火傷ができてしまった怠け者に、


   その「ナモミ」を「剥いで」懲らしめ、災難をはらい、祝福を与える


   という意味の「ナモミハギ」が訛って「なまはげ」となった。


と書かれていました。


また「なまはげ」の風習は、呼び方が多少違うようですが、


秋田県をはじめ、山形県、新潟県、石川県、福井県などの


東北地方から北陸地方の日本海沿岸部の各地にあるようです。



しかし、これらの地方では、観測史上稀にみる大雪によって


怠けているどころか、屋根の雪下ろしなどの大雪対策に苦労していて、


大変な毎日を過ごされているようです。


それでも、雪の重みで家屋が倒壊したというニュースを耳にします。


本来は、雨(雪)や風などの気象条件から人々の生活を守るための建物が、


それらによって壊され、人命までもが危険にさらされているというニュースは、


とても悲しいことです。



建築設計に携わる一人として、家づくりの提案をしていく上で、


地球環境にやさしい、エコロジーな建物を造るということを通して、


このような異常気象を引き起こさないようにすることの大切さを


再認識させられています。



大雪の災害に遭われた方々の一日も早い復興をお祈りします。