おはようございます。今日から6月です。梅雨の季節です。梅雨入り前にアウトドア・スポーツをして楽しみたいと思います。
ところで、昨日はクライアント先の「Code of Contact」(行動規範)の画面を見て、業者として回答に答えました。また今日から朝礼にて、「Code of Contract」の内容を勉強していくようです。「Code of Contact」は外資系の企業では一般的な事柄だと思います。ただいつも思いますが、こういうものは形骸化しやすい最たるものではないでしょうか?このクライアントも、規範は、原則e-learningで回答していく方法です。そしてハードコピーで小冊子も作られているので、わからない時には、それを参照していく方法です。
私は、今内部監査のコンサルティングサービスする時には、ブランド監査の一環として、この行動規範の重要性をクライアントに「意識」するように言っています。
クライアントに聞くと、だいたいどこの会社も、それなりに素晴らしい言葉で規範は作成されています。これが絵に描いた餅にならないためには、末端の社員、業者を含め、この会社に係るすべてを包括していないとなかなかうまくいきません。そして、決定的に重要なのは、社員よりも、マネジメントを預かるトップの姿勢であり、本気度です。これがいい加減だと、社員はついていかないし、しらけるだけです。
土光さんは、東芝の社長時代に、行動指針の中で、「社員は3倍働け、重役は10倍働く」と言っていました。これは時間のことではなく、頭を働かすと言う意味のはずです。緊張感のない組織では、行動規範も「掛け軸」になってしまうでしょう。
日常の「作業」の中に、この行動規範が反映されて、各職階の人間が、自分の言葉で理解できて初めて、この行動規範が日の目を見るはずです。
今日の自分への言葉:「言葉と日常の実践が一致して、初めて行動規範となる」