おはようございます。今日は12月31日であり、今年も残すところ、あと数時間です。年の暮れでもいつもと同じように過ごす我が家なので、年末でもあまり関係がありません。昨日今村大将に関する本を読み終わり、夕方仕事帰りに「靖国神社」に立ち寄りました。人はまばらでしたが、境内の入口のところに、祖父を南方戦線で亡くし、「戦争とは何か」を戦争経験者に尋ねようとしている青年がいました。午前中からそこにいたらしく、「誰かとお話しましたか」と尋ねたら、今日お話をしたのは、私が初めてだと応えていました。私の知っている限りの「南方戦線」の戦いと資料のある場所、そしてできたらその場所(ニューギニア)にいかれたらどうかとアドバイスをしました。またいつか彼とは会うかもしれません。
ところで、一昨日銭湯の忘年会をしましたが、ある参加者の方から面白い話を聞きました。それは、彼の職場である、ある有名名門私立大学での出来事であり、就職相談に来る学生の就職への心構えに関することでした。その大学は歴史もあり、偏差値も高い大学として有名であり、また、学生は、真面目で、頭がよい学生が揃っていると言う評判がある大学です。ただ、驚きなのは、現実には、提出期限があるエントリーシートの提出期限をほとんどの学生が守らないらしく、そして明らかに準備不足の状態で、面接を迎えていると言っていました。それでも悪びれる様子はないと嘆いていました。また彼が担当している学生の多くは、マスコミの露出度だけで就職する会社を選んでおり、キツイ「営業」の職種はノルマがあるから「しない、できない」と拒否し、一見華やかな、企画、マーケティングと言う職種を選ぶ傾向があると言っていました。
そして、極めつけは、男子高校生の大学訪問(見学)の時に、母親と一緒に来る男子高校生の数の多さだそうです。本人は質問せず、親が子供に代わり、案内役の大学生に質問しているそうです。
私が思うに、この大学の光景は特殊なものではないと思います。いい意味でも、悪い意味でも、他人に害を及ぼさず、素直ではあるが、自分では決めず、辺りの様子を見ながら、決めてもらうということではないかと思います。彼が言うには、アジアからの留学生と対比すると、日本人大学生のひ弱さを意識しない訳にはいかないと言っていました。
至れり尽くせりな対応では、成長がないのではないかと私は危惧してしまいます。いくつになっても成長したい「私」にしてみれば、なんでも人任せと言うのはどうも納得がいきません。
今日の自分への言葉:「自分を常に挑戦者の立場において、人生に挑みたいもの。風雨にさらすことは悪いことか?」