Ray / ELVIS | Κύριε ἐλέησον -Die Weltgeschichte-

Κύριε ἐλέησον -Die Weltgeschichte-

西洋音楽史&国家形成史物語のページへようこそ!

Ray
レイ・チャールズ(1930-2004)
ELVIS
エルヴィス・プレスリー(1935-1977)

2人には特に接点は無いものの、
こないだの2作品と共に借りてきたこの2作品。
共にアメリカで大ヒットした同年代の二人。

今まで無縁だったアメリカの音楽に触れてみよう企画です。

この4作品を通して、必ず出てくるのは、
キャデラックと、ヘロインなどの薬物。
そして、黒人差別問題。

R&Bとカントリーの違いは、黒人と白人の違いだけだとかいう話も聞いた。
もともとエルヴィスは、黒人のように歌える白人として発掘されて来たんだってね。
でも、やっぱりエルヴィスのロックンロールよりもJAZZ、R&Bの方が断然好きだねぇ。
でも、エルヴィスの台詞に、
(音楽を理解していない最近の音楽でなくて)マディ・ウォーターズを聴け!
って怒鳴るシーンがあった。
なかなか面白いシーンだな。
Rayの方こそ顕著に表されていたのが、
彼等の音楽の原点が南部の黒人霊歌、ゴスペルにあること。
そして黒人の差別と迫害、これによる音楽活動の制限など。
ま、黒人でなくてもエルヴィスの音楽は若者を非行に走らせると非難されたんだけど。

もちろん、彼等の音楽は、そんな人種差別なんかの垣根を壊して行く過程も描かれているわけですね。

1940年代~1960年代のアメリカと音楽の歴史です。
南部の音楽が都会に出て来てレコード出して、
キャデラックに乗って、クスリにハマって、非難されて。
その後に、さらに南のプエルト・リコなんかからスペイン系の音楽がNYに流入されて、
さらに80年代に入るとバンドの形態も豪華になっていく訳だね!

ところでその前に、この4作品に他に共通して出てくる、
売上やチャート、記録を塗り替えてしまうアーティストの名前がちらほら登場しました。
今度は彼等の映画を探したいですねー!




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