中学生くらいの頃かな…米米CLUBさんの『ときの旅路』という曲を聞いて衝撃を受けた。
曲中、素敵なオカリナの音色が聞こえてきた。
演奏者は、オカリナの第一人者、宗次郎さん。
子供心に、胸に響き、心に染みるような音色に感動を覚えた。
その何年か後、自分でアルバイトをするようになって、何の気無く手に取ってレジまで持っていったオカリナ。
買ってはみたものの、その当時音楽のことなどド素人で、吹き方は愚か、音階のこともよく分かってない。
当時は調べる術もしらず、そのオカリナは、部屋のインテリアへと役割を変えた。
それから10年以上。
久しぶりにライブでブルースハープを演奏したこともあって、ふと再びオカリナへの興味が再燃した!!
綺麗に掃除をして、息を送ると、頼り無さげだけど、ちゃんと音は出た。
あとは、指使い。
全く知識がないけど、押さえ方と音階が分かれば何とかなるんじゃないかと、インターネットで調べてみる。
出た!
しかも、イラスト付きで分かりやすそう!
さすが、時代は進んでいるなと感心したが、直後、驚愕の一文を目の当たりにする!!
「これは12穴用ですが、10穴のオカリナにも対応しています」
12穴…10穴…。
なるほど、ここはブルースハープと同じ様な表現を使うのか…。
対応しているということは、これさえ見ていれば大丈夫ということだな!
探り探り押さえながら、早速演奏を…と思ったが、イラスト通りに押さえられない…。
なぜだ!?
ド…レ…ミ…ファ…ソ…
1…2…3…4…5…
ん?
1…2…3…4…5…6…7…8…きゅ…
あれ?
1…2…3…4…5…6…7…8…
8…8…8…
10穴?12穴?
8穴しか無いんですけど…。
どうやら、これ、まともな“楽器”では無かったらしい。
そう言えば、当時、雑貨屋で買ったような気が…。
よし、まずオカリナを買うところから始めよう♪