前年度は僕にとっていろいろ起こった充実した年でした。



春先から歩き始め、海上を歩くこと22週間。


ようやくカリフォルニアはサクラメントシティに到着しました。



日付変更線を跨いで
「世界を股に掛ける男」
というギャグを作ったのは、確か6月。


ギャグのポーズを決めた瞬間に海に沈みそうになり、死ぬかと思いましたが、なんとか再び海上を歩く姿勢に戻ることができました。



22週間の『ウォーキン オン ジ オーシャン(通称:Wooウー)』の中で、命の危険を感じたのはこの瞬間だけだったように思います。





さて、サクラメントに着いたのはもう初秋。



ここから僕は南下。

サクラメントを出て2日くらいでカリブ海に着きました。


ここの海はホントに美しい♪
ここのサンゴ礁はホントに素晴らしい♪


思わずカリビアンたちとサンゴの舞を踊りました♪

本気で!


彼らのリズム感って凄いですね!

僕ら日本人の体には入っていない、独特のリズム感があるんですねぇ。



彼らとのこの時間は僕の心に深く深く染み込んでいて、今でも思い出す度に心が躍ります♪



後ろ髪を引かれつつも僕は次へと歩を進め、ウガンダに入ったのはその3日後。



赤道の真上に立ったら、足の裏が熱いこと熱いこと。

履いている靴のソールが一瞬で溶け、裸足になって、「アチッ、アチッ!」と飛び跳ねていたら、それを見ていた現地の人たちが、首に輪っかをいっぱい付けて一緒になって飛び始めました。



気が付いたらその数100人。

子供から大人まで。



打楽器を鳴らし始める人や雄叫びのように歌い始める人も何人かいました。


もう完全にお祭り状態です。


気が付くと村長がそこにいて
「ぜひ村のために残ってくれ」
と。


こんなにありがたいお話、受けないわけにはいかず、2つ返事でそこに留まることに。



後から聞いた話ですが、僕の飛び跳ねた姿が現地の人の目には、何か崇高なものに映ったらしく、村長自ら声を掛けて下さったと。



そんな訳で、そこには年を越え滞在し続けることに。


2月末、村長から
「ここで俺の後を継いで欲しい」
と言われたのがきっかけで僕はこの村を離れました。


さすがに日本国籍の僕には荷が重い。
務めきれない。
そう判断したから。


別れがツラいので、夜中にこっそりと。



村長、村のみんな、ごめんなさい。






その後は、ヨーロッパを経由し、西アジアに入り、東南アジアを経て、今は韓国にいます。




今日の夜、名古屋で飲み会の約束があるので、そろそろ帰らなければなりません。





久々のWoo。


最近は陸の上ばかり歩いていたから、上手く歩けるか心配ですが、頑張って帰りたいと思います。




2011年4月1日。



4月1日。



4月1日。