観てきました。
僕としてはこの夏一番の注目作で、ようやく観れた、という感じ。

実際に観てみて、う~ん…期待を裏切らない作品でした!

実話を元にした作品というものは、一つ一つの言葉に説得力があって、観る側に伝わってくるパワーが全然違いますねぇ!!


普段何気なく、日常が充実していようといまいと、生きていることを実感することなく生きている。

だけど、形はどうあれ、長さはどうあれ、必ず人は、生き物は生きている以上、必ず“死”を迎えるんだよね。

そのことを今日、改めて実感しました。


いずれは死に行くのに、そのことを知っているのに、なぜ人は一生懸命生きるんだろう?

これはたぶん人類にとって、生物にとって永遠のテーマなんだろうな~ぁ。


人類としては、生まれては死に、また生まれては死んでゆく。

この事を繰り返す。

ただ単に人類の歴史を綴る上では、これだけのこと。
だけど、その歴史の1ページ1ページにはまた人それぞれの歴史が刻まれていく。

そこに感情が伴って、命に付加価値が加わり、言葉では説明できないような尊さが生まれる。


そして、そこへ向かう優しさが生まれて、支え合い、一人じゃ生きていけないことを知る。

生きることを終えたとき、物理的に支え合うことはできなくなる。

ただ心の中に生き続けることはできるけれど、それは心の中に“残す側”の感情で、死に行く側にはコントロールできない。

天国や地獄が…死後の世界が存在するのかどうかは誰も知らない。

知っているとすれば、命を落とし、人ではなくなった人のみぞ知る。



生命っていうものはホントに不思議だ!

もし死後の世界の存在を信じ、そこを素晴らしい世界だと思い生きることができるならば、もしかしたら死ぬことを恐れずに生きることができるのかもね。