このブログでも何回も書いている通り、私は7年前まで重症のうつ病でした。
「一日も早く消えてなくなりたい」と思いながら、ほとんど寝た切りの生活を送っていました。
私がうつ病から回復する時に、自分が自分のためにやれることがこんなにもたくさんあったんだということに強く感動したのを思い出します。
それまでの私はうつ病は薬を飲んで、その薬さえ自分に合えば良くなるものと信じていました。
それなのに何年薬を飲んでも合う薬が見つからないのです。
段々と苛立ち、怒りが湧いてきました。
その怒りは合う薬を処方できない主治医達に向かいました。
挙句に重篤な副作用まで味わう羽目になり、当時の主治医を相当恨みました。
この恨みは一生抱えて行くしかないと思ったほどです。
あんなに心も身体も弱っていても、まだいくらでもやれることがある。
そのことに気づいた時、人のものすごいパワーを感じました。
今考えれば当たり前ですが
「薬じゃないんだ、薬じゃこんなパワーは出ない」
「ああ、違ってたなぁ」と思いました。
心理学を習ってわかりましたが、それは「ある」に気づいた瞬間だったのだと思います。
それまでは「ない」にばかり目が向いていました。
たった一つでも「自分にできることがある」に気づくと、いくらでもできることが見つかりました。
私は自分にできることがあったことが嬉しくて、やれそうなことは全部やりました。
その時の主治医には「やり過ぎなくらいだよね」と言われましたが、私はやめる気になれませんでした。
それほど、私にとってできることがあるということは嬉しいことだったのです。
それまで諦めて絶望していたのだと思います。
できることがあることを同じ病気を持っている人に分かち合いたくなり、主人がホームページを作ってくれて、私はそのホームページ内で日記を毎日書いて公開しました。
まだまだ病気の渦中にあって、できることをやったからといって回復できるかどうかもわからなかった頃の話しです。
ホームページや日記を読んで下さっている方も半信半疑だったと思いますが、共感して下さる方もたくさんいてまた嬉しくなりました。
自分にできることがあったことに気づいていくごとに不満は減り、そのうち不満を言う必要もなくなりました。
あれほど恨んでいた主治医への恨みもいつの間にかどこかにいっていました。
そして4年半どうにもならなかった重症のうつ病から9カ月という短い期間で回復したのです。
社会や政治に不満を持っている人は、自分が何もできなかったり無力だと思い込んでいるのだと思います。
自分が何もできないから、責任ある立場におかれる人に怒りをぶつけるしかないのです。
こうやって不満を言っている人生は楽しくありません。
それは諦めた人生です。
そのうち無気力になったり、怒りから病気になったりします。
自分には何もできない、無力だと思い込んでいる人は、自分がそう思い込んでいることすら気づきません。
本当は誰にでも無限の可能性があります。
まずはたった一つでも「自分にできることがある」に気づきましょう。
そのサポート、応援を私がします。
また誰でも日本を、アジアを、世界を、地球を宇宙をよくするためにできることがあります。
私が回復した時に経験した気づきを人に分かち合って、自分にもできることがあるということに気づいていただきたいと思います。
そこに気づいてもらえるような活動をこれからしていきます。
日本を、アジアを、世界を、地球を宇宙をよくするために、今の自分に何ができるのか?参加者それぞれに考えていただき、それをシェアする場もつくります。
よろしくお願いします。
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