バレンタイン大作戦 | 許可の向こう側の世界に行こう  自信がなくて生きづらい人のための優しいカウンセリング

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名古屋市北区で「本気のスイッチ入れる会」をやっています☆山崎 忍

今日はバレンタインデー。


あなたは愛の告白をしましたか?


告白をされた方はその愛を受けとれたでしょうか?



私の職場は男性3名、女性は私を含めて3名計6名の


職場です。バレンタインデーは毎年、女性3名から男性陣


にチョコレートをプレゼントしています。


男性陣3名は甘党なので、チョコレートをプレゼントする


のが楽しみです。でも、それは昨年までのお話。


今年もバレンタインデーが近づいてくると、「今年はチョコ


レートどうしますか?」という話しが自然と出てきました。


私も「また今年もあげようかなぁ?」と思っていたのですが、


急に思い立って今年はプレゼントするのをやめました。


男性陣がいる職場では中々出せない話題なので、そのこと


はメールで女性2人に伝えました。


今年は何故プレゼントをやめたかというとそこには深い事情が


あるのです。


話は遡って昨年の3月14日のことです。


そう、ホワイトデーです。昨年の3月14日は月曜日。


みなさんはどんな思いでこの日を過ごしていらしゃったでしょうか?


3月11日に東日本大震災が起こって日本中(少なくとも東日本は)


大混乱でした。


震災で私の職場の建物は内部に大きな亀裂が入るほどの打撃が


あり、私は精神的に動揺しまくっていました。


それは職場の方も同じで、一人の女性は宮城県出身で実家のご


家族のことを大変心配されていました。震災後1日か2日の内に


電話で安否確認ができたものの、その後また音信不通になって


いたからです。


そんな混乱していた3月14日の朝に上司から私に電話が来たの


です。


「今日、みんな来れるかなぁ?今日お昼に食事会する予定だから」


ああ、そうだった。3月11日のあの地震が起きる少し前に上司が


「月曜日のお昼はみんなで食事会するからお弁当持ってこないでね」


と言っていたのを思い出しました。


いや、それはわかるんだけど、どうして今日やる必要あるの??


私の中では怒りの感情が湧いてきました。もう、頭から湯気が出


そうだったかも!?


だって、もう一人の女性は電車が遅れているからとバスで一生懸命


職場に向かっているのに中々辿り着くことができずに結局その日は


職場に来るこができずに途中で家に引き返すしかないような状況


だったからです。


そういう状況が上司にはなぜわからないのか?もう腹立たしくて


すっかり拗ねてしまいました。


上司はその日に食事会をすることは断念したものの、翌日からも


いつ食事会をするかしつこく聞いてきます。


そのしつこさに、女性陣3名とも話をする気にもなれずこっちの事情


も察して欲しいとばかりに拗ねはじめてしまいました。


すっかり地震の混乱で忘れていましたが、上司が食事会をしようと企画


したのは女性3人へのバレンタインデーのお返しだったのです。


上司はなんとか私達にお返しをしたいその思いだけみたいでした。


そして私達はその行動には愛がないと拗ねていた。


しかし、拗ねてたって状況は改善しないのです。


私はそう思って、2人の女性に「私達の気持ちを(上司に)お話しして


みませんか?」という提案をしました。


一人の方は(東北出身で)ご家族の安否が心配なため、この頃すごく


動揺されていたので「私は冷静に話をできる自信がないので、今話し


合いをすると売り言葉に買い言葉になるかもしれないのでやめておき


たいです」と言いました。もう一人の女性は「言っても無駄だから」と。


そうはいっても、2人の女性から私が上司に自分の気持ちを伝えること


までやめて欲しいとは言われていなかったのです。


そう、私は恐れたのです。私が自分の意見を言ってそれを否定される


ことを。


私が伝えたかったのは食事会の延期の提案。


東北出身の彼女のことを考えると、被災者の気持ちを考えると優雅に


ランチという気分ではなかったのです。


それを伝えたかったのですが、もしそれでも上司が強行に食事会を


押し切ろうとしたら本当に悲しいなぁって。


そうやって、勝手に上司が私の意見を聞いてくれないという想像をして


恐れに負けて自分の気持ちを伝えられなかったのです。


このことがずっとこころの片隅に引っ掛かっていたのです。



長い前ふりになりましたが、それで今年はチョコレートをプレゼントする


のをやめてみたのです。


「昨年ホワイトデーの一件でとても嫌な思いをしたので、私は今年は


チョコレートを差上げるのをやめます」と2週間くらい前に女性2人に


伝えました。


ここでバレンタイン大作戦第一弾は終了です。


2人が今日チョコレートをプレゼントされたかどうかは私は知りません。


私に遠慮されることはありませんとだけ伝えてあるし、あとはそれぞれ


の判断ですから。


今日はバレンタイン大作戦第二弾に踏み切りました。


といっても大した話しではないのかもしれません。


私にはちょっと勇気がいる行動をとったというだけのこと。


本当は3月14日のホワイトデーの日に決行する予定だったのですが、


そこまで引き伸ばしてもしょうがないから予定を早めて今日にしました。


私の仕事が終るのは夕方4時で終わり際に上司の机にメモを置いて


おきました。


「個人的なお話しがあるので、仕事が終るまでお待ちしておりますので


できれば今日お話を聞いて欲しいです。可能でしたら携帯に電話下さい」


こんな内容のメモです。


上司がすぐ気づいて、私が帰るのに合わせて喫茶店で話をしようと


言って下さいました。


私のバレンタイン大作戦は約一年前のことを蒸し返してまでも、


あの時に伝えたかった私の気持ちをちゃんと言うことでした。


上司は普段から自分の思ったことを思ったままに口に出す方で、そんな


上司を私はこころから尊敬しています。そしてそんな上司が大好き


なのです。


でも、私はそんな上司を信じ切れずに一年前恐れに負けて本心を伝


えることができなかった。それが悔やまれてなりません。



一年前のことにカタをつけよう。私も上司のように誠意をみせよう。

私の愛をちゃんと伝えようと思いました。


上司にとってはなんてことのない話しです。


普段から当たり前に思ったことを口に出す方からしたら、正直


くだらない話しだと思います。



そう思いながらも勇気を出して、一年前伝えられなかった思いを口に


しました。


私が思った通りに上司は「そんな大した話しじゃないよね」とおしゃって


いましたが、私が次々に話す言葉にゆっくり耳を傾けてご自身の思い


や私の話に対して感じたことなどをお話し下さったのです。


私が「ああ、そうだったんだぁ」と思ったのは3月14日の日に対する


感覚の違い。


上司は地震が起きたけれど、もう2日も経ったから日常が戻って


いたという感覚でいらしたということ。


一方女性陣は大きい地震があって、更にまた大きい地震が来たら


どうしよう、まだまだ気が抜けないという現在進行形の感覚だった


ということ。


そして、上司はお礼の食事会を約束したのだからそれは絶対に


遂行しなければならないと思っていたというお話しをされていました。


ただし、「みんながそんな気持ちでいたとは知らんなかったので、


しかも〇〇さんが実家のご家族と音信不通になっていたなんて


知らなかったから言ってくれた方が良かったのに」と絶対みんなの


意見を無視して食事会を強行開催することはなかったというお話し


をして下さったのです。


「そうですよね。ちゃんと言えばよかったです。やっぱり私は(上司を)


信用していなかったのです。本当にすみませんでした。それでも


一年も経ってしまったけれど、ちゃんと伝えられて良かったです」


そして私がどうしてそんなに周囲の顔色をうかがってしまうかという


話しにもちゃんとお付き合いいただき、ご理解下さったみたいでした。


「これからは(誹謗中傷以外なら)ちゃんと思ったことをそのまま口に


出して伝えて欲しい。仕事上だってその方がずっと上手くいくから」


とアドバイスをいただきました。


やっぱり、私はこの上司が大好きです!


そして、思ったことを口に出せる上司を尊敬しています。大好きです!


と伝えることができました。


愛の告白しちゃいました。。


上司もちゃんと受け止めて応えてくれた!嬉しい!!



そして、師匠ぢんさんの 今日のブログの記事  を読んで、


チョコはあげないけれど、メールで短い言葉に愛を凝縮して送って


おきました。


そして、ちゃんと受けとってもらって愛が返ってきました♪


こんなに愛を感じたバレンタインデーは生まれてからはじめて


でした。チョコは誰にもあげなかったのにね。。


もっと、もっと愛のキャッチボールをして行きたいなぁと思いました。



バレンタイン大作戦、大成功に終りましたvv