第一弾は、誰しもが経験したであろうレントゲン撮影についてです
レントゲンは厳密にいうと人の名前で、放射線の単位（グレイやシーベルト等もですね）なのですが、世間一般的にはX線撮影のことを指して言われることが多いですね
医療業界で一番多いレントゲンはダントツ
「胸部」です
はい、そうです
「息を吸って止めてください」のやつです
検査の際には薄手の肌着や無地のTシャツ
に着替えていただきますが、ボタンや金属などは写真に写りこんでしまうのでNGです
ちなみに無地というのは派手な柄や刺しゅう、厚手のプリントじゃなければ色はなんでも大丈夫です
時に「すみません、色付きなんですけどだめですか？」と聞かれます
まずはネックレスやブラジャーなどの金属は外していただきます
あとは湿布やエレキバン、ホッカイロなども写ってしまいますね
女性によくあるのですが、キャミソールについているアジャスターは要注意でして、背中側についていると着ている本人も自覚がない場合が多く、気づかずに撮ってしまうと再撮影になってしまいます
再撮影は無駄な被曝になってしまうので、もし検査を受ける際にはぜひ念入りに服装の確認してもらえたら撮る側にも撮られる側にも、さらにはお待ちいただいている次の方にもいいのかなと思います
余談ですが長年検査に携わっていると、着ている服がバラエティーに富んでいます
パプワくんにでてくるタンノくんのようなあみあみのメッシュ服だったり、三つ編みだらけの服だったり、重ね着で「１枚脱いでください」と言ったら縫い付けられた１枚の服だったり、、、、世の中には本当に色々な種類の服があるんだなぁと感心することが多いお年頃です
ちなみに、撮影室に入ってこられた瞬間にネックレス等がないかめちゃくちゃ見てしまいます
透視できそうな気がします
胸部のレントゲン検査では、撮影範囲に関係ないものが写っていなければよいので、下半身は基本的にそのままで大丈夫です
間違えて下まで脱がないようにお気を付けください
次回は実際の撮影について語りたいと思います