夢見るように眠りたい | こんな本読んでます。

夢見るように眠りたい

夢見るように眠りたい
 
        文:小林 蒼   イラスト:田中夕子    青磁ビブロス
 
 あらすじ 
 
 「何してんだ。まだかよ。秀治早くこいよ」
  雨の夜,内科医の本橋慎次は,カズサと名乗る少年から不審な電話を受ける。クスリでバッドトリップをしているカズサに彼は、「鎌倉霊園にこい。助けてやるから」と呼びかけた。本橋に生命を救われたカズサは、そのまま本橋のマンションで暮らし始める。時が止まった水底のような部屋で,眠れずにイラつくカズサ。助けを求めるカズサを,本橋は抱き寄せ,そして―――。
 
  
 1994年1月9日 第1刷発行・・・10年以上も前の本ですか・・・;
 
 結構読みこんでいて、表紙かなりぼろぼろです・・・
 
 ちょっと暗めの内容のような気がするかもしれませんが、カズサと本橋のやり取りが面白いです。
 
 カズサと本橋の会話から
 
 クスリの副作用から眠れないと言うカズサに、本橋が
 
「クスリ飲みゃ致死量超える、風呂入れりゃ溺れる、暇で退屈死すると、オマエは沢山死ねる原因があっていいな」 
  
 って,言うシーンがあるんだけど、私の文だけじゃ,やっぱニュアンスまで掴めないよなぁ^^;
 
 後,脇を固める面々も個性的で面白い人が多いです(って、あんまり登場人物少ないよね;)
 
  
 カズサがぐれた(?)理由が後のほうに載ってます。この話続編希望だったのに、結局出なかったなあ・・・
 
 
 お気に入りの台詞
 
  「あんたが死んだら、俺の夢から,色が無くなる」
 
 えっと、カズサの台詞です。ある意味、この台詞って告白だよね^^ なーんて,思いながらよんでます。 
 
  
 うーん、この本いい加減古くなりすぎたんで、もう一冊購入しておこうかなって,思ってます。
 
 
 好きな本は,何度も読んでしまうものだからね。次の十年のための投資です。