五省。
一、至誠に悖るなかりしか(誠実さに背いていなかったか)
一、言行に恥ずるなかりしか(言行不一致な点はなかったか)
一、気力に缺くるなかりしか(精神力に欠いた点はなかったか)
一、努力に憾みなかりしか(努力するのに心残りはなかったか)
一、不精に亘るなかりしか(怠けてものぐさになっていなかったか)
五省(ごせい)とは、旧大日本帝国海軍の士官学校である海軍兵学校(現在は海上自衛隊幹部候補生学校)において、生徒がその日の行いを反省するために自らへ発していた5つの問いかけのこと。
~Wikipediaより~
舞台の稽古も大詰めになってきました。
最近は通し稽古と言いまして、
広い区民センターを借りて本番さながらの稽古をやっております。
上の五省は通し稽古に入る前の稽古場に貼ってあり、毎日発声練習替わりに男の役者みんなででっかい声で読み上げていた言葉。
実際に、僕より一回り以上も下の年齢の人達が毎日自分に問いかけていたと思うと、僕が過ごした時間との違いに愕然とします。
きっと、その分、今、良い経験をさせていただいているのだけれど。
通し稽古に入ってからやらなくなって、ふと、あの時間はもう戻らないんだなぁ…。という気持ちになりました。
それも踏まえて、
残り少ない稽古の時間でどれだけ充実した時間を過ごせるか。
どれだけ納得のいく芝居が出来るか。
ずっと考えてます。
こんなに芝居漬けになれたのは初めてなんじゃないかというぐらい。
その環境にいられるというありがたさと、喜びを感じながら。悩みながら。
お陰さまで沢山の方からチケットのご予約をいただいてます。
皆さんの期待と応援に応えられるように、精一杯演らせていただきます。
そしてその想いは、出演者、スタッフ、全員が全く同じ気持ちで取り組んでいます。
お席は、まだ空いております。
特に平日は。
少しでも多くの方にこのお芝居を観ていただいて、何か感じていただければ幸いです。
もう予約していただいた方、
これから予約していただける方、
皆様のご来場、お待ちしております。