ドキュメンタリーが好きで、よく観ている。

アメリカにもたくさん持ってきた。

語りたいドキュメンタリーは山ほどある。

喋っていると何時間でも勝手に語っていると思う。

ドキュメンタリーでアーティストの創作の姿勢や思想に触れるのは刺激的だ。

 

今日は宮崎駿のドキュメンタリーのことを。

繰り返し観るのは『もののけ姫はこうして生まれた』

彼のドキュメンタリーはたくさん出ているが、

僕はこのDVDが一番好きだ。

宮崎駿が『もののけ姫』を構想して、一本の映画として完成させていく過程が描かれている。

細部の小さな違いにまでこだわりながら、尋常ではない仕事量をこなしていく。

彼本人は「こだわりが強い」とは全く思っていないだろう。

見えているものと違うものがそこにある。だから直す。

いくら時間がかかっても、できるギリギリまでやり直す。

間違っているものをそのまま作品として世に出すことなどあり得ないのだろう。

 

古今東西、アーティストが作品を生み出す時には

ものすごいエネルギーが必要である。

そのエネルギーが軋轢を生んだり、破綻を生むこともある。

その結果、葬られた作品もあるだろう。

妥協の末に輝きを失った作品もあるだろう。

作品として完成するまでに至り、多くの人を魅了するものになった作品の誕生物語には、本当にワクワクさせられる。

 

一人の小さな着想から始まり、

大勢がそれに巻き込まれながら、完成のために突き進む。

 

創作というのは狂気だと思う。

ある一人の着想は、静かな狂気の淵からやってくる。

その狂気が、別の狂気を生みだしながら、作品は出来上がっていく。

狂気のない創作は創作ではない。

音楽でも、絵でも、文学でも、映画でも。

 

アーティストは狂気の世界に生き続けている。

それでも創作に向かうのは「ただ、作りたいから」という一つの意志があるから。

大変とか、苦しいとかそういう事は問題ではない。

ただ、作りたい。

そこに突き動かされる。

まともな考えならそんな選択はしないだろう。それも狂気のなせる技。

 

先達の狂気の様をマジマジと観ながら、

みんな滅茶苦茶だな、と可笑しく感じながら敬意をもって襟を正す。

 

 

 

今日も読んで頂き、感謝です。

ユズル

 

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