ただただかわいい潤くんを描くのは、描く方も癒されるというものです。
つかの間の癒し・・・・。
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「あ~~~腹減ったぁ~~~~」
『ぐ~~~~~~』
「あ~、お腹鳴った。チャーハンでも作るかな~、けどめんどくせぇなぁ。誰か作ってくれねえかなぁ」
「俺が作ってあげよっか?」
突然、下の方から聞こえてきた声にきょろきょろする。
「ほんと?―――って、誰?え?今の声何?」
「まぁくん、まぁくん、ここ!」
「え・・・・え、松潤!?なんでそんなに小さくなってんの!?てか、羽生えてる?天使!?」
俺の足元には、なぜか小さくなって羽根の生えた可愛い松潤。
「声でか・・・・お前、うるさいよ」
「えー、えー、何何超可愛いんですけど!」
思わずその小さな体を両手で掴む。
「うぐっ、思い切り掴むなよぉ、苦しいじゃんか」
「ああ、ごめん、ごめん!なに、松潤天使になっちゃったの?」
「まあね。今、人助けしてるの。まぁくんにチャーハン作ってあげよっか?」
「マジで?超嬉しい!―――と、ねえ、届くの、台所!」
「だって飛べるから。えーと、フライパンと~、おもっ」
自分の体よりも大きなフライパンを持ち上げようとする松潤に、俺は慌てる。
「あぶね!松潤、その体じゃフライパンは―――」
「それから、包丁―――」
「あぁ!!危ないって!松潤!」
流血事件だよ!
「それから卵・・・・あ、割れちった」
「あ~もう・・・・ああ、ほら!お皿、落っことすって!いいよもう、俺やるから!」
「え~、それじゃ人助けにならないじゃん・・・・」
しゅんと肩を落とす松潤。
「いいんだって、松潤はそこにいてくれれば。ね、俺の作ったチャーハン食べてって。ね?」
「ん・・・・まぁくん、優しいね。大好き」
「んふふ」
そこにいてくれるだけで俺は元気になれるんだから、立派な人助けだよね。