今回のお話は、年末になるとお熱が出てしまう、と言っていた潤ちゃんのお話。
今はそんな話もしなくなりましたけど、年末って体調崩しがちですよね。
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「・・・・リーダー、なんか不機嫌じゃない?」
「あー、原因は潤くんでしょ」
「え?なんで?松潤なんかしたっけ?」
「相葉さん、あなた毎年のことなのに未だにそれ聞く?」
「え・・・・あ、あれか!え、俺本当に気付かなかった!マジで?松潤、全然平気そうだったのに!」
「それだけ、潤くんもごまかすのが上手くなったんでしょ。だからリーダーは怒ってるんだよ」
「あー・・・・なるほど」
「なんで、俺にも言わないの?熱でてること」
「ごめん・・・・余計な心配かけたくなかったから・・・」
「余計じゃないだろ?生番組乗り切らなきゃいけないのに、そんな大事なこと隠してるなんて―――」
「・・・・・ごめんなさい」
「俺を騙せると思った?」
「・・・・他の人には、ばれなかった・・・・・」
「どんだけ、俺が潤のこと見てると思ってんの?どんだけ、心配したと思ってんの?生放送中に倒れちゃうんじゃないかって、気が気じゃなかったんだぞ」
「途中で、気付いたよ。智が怒ってること・・・・」
「・・・反省してるの?」
「うん・・・・本当にごめんね」
「体・・・・辛いの?」
「・・・・ちょっとだけ」
「潤?」
「・・・・ごめんなさい。すごく辛いです」
「よし、いい子。おいで」
「ん・・・・」
ぎゅーっ
「あっついなぁ・・・・正月は、ずっと寝てなきゃな」
「えー・・・・」
「俺がずっと、傍にいるから」
「ほんと?」
「ほんと。だから、早く治そうな」
「・・・・うん」
「よし、いいこ」
「んふふ。智、優しい」
「いい子には、優しいんだよ」
だから、ずっといい子にしてなさい。
ずっと、俺の傍にいて。
熱いその熱まで、俺が奪い去ってあげるから・・・・・。