昨日は嬉しいニュースがありましたね!

松本潤くんの独立発表!

嬉しいニュース、でいいんですよね?

おそらくこれから大変なこともあるとは思いますが、潤くんが自分の好きな道を進んでいけるよう、ファンとしてはひたすら応援するのみ、でえすね。

 

さて、今日のお話はFC2ブログで2015年1月にUPしたお話です。

懐かしいですね。

衝撃の泣き虫コンビちゅー事件。

それでも雅潤の妄想にならないのがゆずりんです。

 

。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・

 

「なんでそゆことになったの?」

目の前に、腕を組んで椅子にふんぞり返るリーダー。

松潤は俺の隣で、ちらちらと俺に視線を送ってくる。

「だから、あのー・・・・ぶっちゃけ、酔ってたからよく覚えてないんだけど~」

「酔ってたのは知ってる。でも、ちゅーしたことは覚えてるんだよね?相葉ちゃんも、潤も」

「まぁ・・・・あれはさ、周りにのせられてぇ・・・・ね、松潤」

「うん」

松潤が頷くと、その反応も気に入らなかったのか、リーダーの眉間には深いしわが刻まれる。

「・・・・酔った勢い、だったんだよね?潤」

「うん、もちろん!」

・・・・ま、そうだけどさ。

「で・・・・相葉ちゃんは、なんでそれをテレビで言ったの?」

「いやぁ・・・・だってしゃべくりだし・・・・嵐が仲いいの、みんな知ってるからいいかなあって」

えへへと笑って見せるけど、リーダーはにこりともしない。

ああ怖い。

でもさ、結果みんな面白がってくれたと思うわけ。

メンバーとちゅーするほど仲がいいんだって。

しかもそれが俺と松潤だって言うのが、今までにない感じでいいじゃない?

・・・・ていうのは、表向き。

だって、酔った勢いとはいえ、松潤とちゅーしちゃったんだよ?

嬉しくって誰かに言いたくなるじゃん!

まぁ・・・・リーダーに怒られて、松潤には悪いことしちゃったかなぁとは思うけどさ・・・・。

「あの・・・・智、相葉くんに悪気はないんだよ。酔った勢いだしさ・・・・」

俺を庇ってくれる松潤にリーダーはさらに顔を顰める。

「・・・・潤も、全然いやそうじゃないよね。そうやって、酔ってたら誰とでもちゅーすんの?」

「え・・・・」

あ、やばい。

松潤の瞳が揺れた。

「リーダー!悪いのは俺だから、松潤を責めないでよ!」

「だって、ちゅーだよ?コンサート中ならテンション上がってするのもまだわかるけど、プラベでちゅーなんて!潤は・・・・潤は、相葉くんのこと、好きなの?」

「リーダー!そんなわけないじゃん!松潤はリーダーの恋人でしょ?」

ハワイではあんなにラブラブだったんだ。

俺のせいで、2人が別れるなんて―――

「―――好きだよ」

松潤の声が、静かに響いた。

「「・・・え?」」

ウソ・・・マジで?

心臓の音が、2人にも聞こえてしまうんじゃないかと思うくらいドキドキする。

「じゅ、潤?それ―――」

「だって、相葉くんだもん」

「「え?」」

どういう意味・・・?

「相葉くんは、相葉くんだもん。好きに決まってるじゃん。智だって、相葉くんが好きでしょ?」

「「・・・・・」」

俺とリーダーは顔を見合わせた。

「潤・・・・?それは、どういう意味で好きなの?友達として、それとも―――」

「友達じゃないよ。相葉くんだよ。だから好きなんじゃん」

リーダーが、頭を抱えてる。

たま~にさ・・・松潤は、こっちが理解できないことを言うんだよね。

本人は至極もっともなことを言ってるつもりらしいけど・・・・

だけど、さすがはリーダー。

しばらくして、くすくすと笑いだした。

「わかった。そっか・・・・相葉ちゃんだから、好きなんだよな・・・。うん、俺も好きだよ。相葉ちゃんだもんな」

「うん!そうだよ!」

どうやら松潤の中で、俺は・・・いや、たぶん嵐のメンバーは特別で、友達でも恋人でも家族でもないそれぞれ個々のジャンルに分けられているらしい。

まあでも、あれだ。

結局、リーダーには敵わないってことなのかな。

いつの間にか2人が抱き合ってちゅーなんかし始めてるし。

俺はそっとその場を後にしようとしたけれど・・・

「相葉ちゃん」

リーダーの声に振り向く。

「ごめんね」

申し訳なさそうに言うリーダーにひらひらと手を振り、俺は部屋を出た。

まぁ、しょうがないな。

それでも松潤に好きと言ってもらったことは嬉しくて、今度またテレビで言っちゃおうかな~とたくらむのだった・・・・・。

 

 

 


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