このお話は15周年で嵐がハワイに行ったときに描いたお話ですね。

すごい昔のことみたいですね~

今年は25周年の年。

でも、潤くんは11月までロンドンで公演中なので、今年のうちに復活はないのかなと。

復活を熱望する方も多いかと思いますが、わたしはできればもう少し潤くんの個人仕事を満喫したいなあと思ってます。

 

 

 

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「2人でシュノーケリングしました♪」

なんてラブラブなところをテレビで公開してくれた2人に、萌えが止まりません!

 

「潤、シュノーケリングいこ」

「んー・・・」

潤が眠たそうにベッドに起き上がる。

15年経っても朝弱いのは変わらない潤が可愛い。

「・・・・亀、見れるかなぁ」

「見れるよ、そういうサービスなんだから」

「・・・わかんないじゃん。亀の機嫌が悪いかも」

口を尖らせる潤を見て、苦笑する。

ハワイでのコンサートが無事に終わり、明日はMステの生放送がある。

今日はその合間に取れた休日で、2人でシュノーケリングに行こうと約束していた。

なのにいまいちご機嫌斜めなのはコンサートが終わってしまって気が抜けたからなのか、はたまたMステの前に予定している一大イベントのプレッシャーのせいなのか・・・。

一大イベントって言ったって、公にするわけじゃなく嵐5人とごくごく内輪のスタッフのみで行われる―――

Mステ前の数時間だけ、ようやく5人の空き時間が確保できて実現することになった俺と潤の結婚式。

ホテルのクローゼットには、それを知ってるスタッフが用意してくれた俺たちの衣装も入っている。

昨日までは、あんなに楽しみにしてたのに・・・・

「・・・うまくいくかな」

潤が、小さな声で呟いた。

マリッジブルーっていうのかな。

今までのこととか、これからのこととか、いろんな不安が一気に押し寄せてるみたいだった。

俺たちの関係は決して公にできるものじゃないし、結婚式をしたとしても正式に籍を入れられるわけでもない。

『かたちだけでも』

そう言ったのは潤の方だけど、それが本当に形だけのものになってしまうんじゃないかと思ってしまってるのかもしれない。

「・・・ほら、潤、いこ」

俺は潤をベッドから引っ張り出し、用意していた服を着せてホテルを出た。





「亀だ!智、見た!?亀いた!!」

「うん、いたね」

「すげえ!本物のウミガメと泳げるんだ!」

ウェットスーツに着替え、透明な海を覗きこんだ潤が興奮した声を上げた。

大きな目をキラキラさせて、子供みたいにはしゃいでる。

そんな潤を見て、俺も嬉しくなる。

やっぱり、来てよかった。

「智、亀可愛いね」

「うん、かわいい」

「いいなあ、亀欲しいなあ」

「ええ?んふふ・・・昔、ニノに亀プレゼントされてたね。さすがにウミガメは飼えねえけど・・・・。また、来ようよ」

「ここに?」

「ここに。2人で、来よう」

俺が潤を見ると、潤も俺を見つめた。

ぎゅっと、潤の手を握る。

「・・・・潤が、来たいなら何度でも、一緒に来るよ。これからずっと・・・・2人一緒なんだから」

潤の瞳が微かに揺れ、きゅっと唇を噛みしめた。

「ずっと・・・・一緒?」

「ずっと一緒。じいちゃんになっても、一緒だよ」




――――死が2人を、分かつ時まで――――




俺たちは手を繋いで海に潜り、亀に見守られながら誓いのキスをした・・・・・

 

 

 


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