そうだ、これが続きじゃん~!
自分でも書いてたことすっかり忘れてるんだから怖いわ
で、どうなるんだっけ?
「潤、生徒会入ってよ」
最近、なんでか知らないけど俺の周りをちょろちょろしてる3年生の大野智がそう言って俺の机に頬杖をついた。
「は?なんで?」
「一緒にいたいから」
「??それで、何で生徒会?」
「だって俺、会長だもん」
「は!?マジで!?この学校大丈夫!?」
「ふはは、俺もそう思う。けど、副会長がしっかりしてっから大丈夫」
「はあ・・・・・」
「だから、潤も入ってよ」
「なんでそうなるんだよ」
「だって一緒にいたいんだもん」
振り出しに戻る。
大体、今授業中なんだけど。
なんでこの人は1年の教室で俺のことを見ながらにこにこしてるんだろう。
何で生徒会長が授業さぼってんのに、先生は気付かないふりしてるんだろう。
いろいろ疑問は浮かぶものの、聞いてもどうせまともに答えるわけないなと諦める。
ふにゃふにゃしてるようで結構強引。
優しくて穏やかだけどすげえ頑固。
「ごはん、生徒会室で食べよ」
そう言って、俺の腕を引っ張って歩く智。
「え、俺、弁当とか持ってきてないよ。学食で食おうと思って―――」
「大丈夫、連絡しといた」
「は?連絡?」
「翔ちゃんが、美味い出前とっといてくれてるから」
「出前!?え、ちょ、どういう―――」
ガラガラッ
「潤連れてきたー!」
「お!きたきた!いらっしゃい!」
そう言って満面の笑みで振り向いたのは、茶髪ですらっとスタイルのいい人懐こそうな男。
「智くん、蕎麦とっといたよ」
読んでいた雑誌から顔を上げてそう言ったのは、端正な顔立ちの真面目そうな男。
「いらっしゃい。そこ、座ったら?」
自分の前の席を手で示し、にやりと口の端を上げて笑ったのは、小柄で猫背の男。
手に持ったスマホのゲームを、ハンバーグのように丸っこい手が器用に操作していた。
「潤には何をやってもらうんだっけ?ニノ」
「書記でしょ。忘れないでよ、会長」
「そっか。潤、じゃあ書記ね」
「え・・・・・ええ?本当に俺生徒会に入るの?」
思わず声を上げ・・・・・
四角いテーブルを囲んだ4人の顔を見渡したのだった。
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