久しぶりにお話を。
と言っても以前小話で上げていたやつなので、覚えている方もいらっしゃるかもですが。
限定チャーム、ご協力いただいている皆様本当にありがとうございます。
前半後半でまたチャームが変わるかもということで、わたしも今週中になんとかいけないかとお仕事の調整をしまして、早ければ明日いけるかも、と思っています。
仕事をなるべく早く切り上げて・・・・
うん、なんとかなるんじゃないか?
うちの旦那様は嵐ゴト否定派なので難しいのはそこですが、なんとかごまかして・・・・
購入するのに時間がかからなければ並び直して最大数15個くらい行けるかなあとは思ってるんですが。
よし、がんばろう!
あ、お話も楽しんでくださいね♪
「しょおくん」
「んー?」
「俺、お見合いするかも」
「ふーん・・・・・・・・・・・・・・はぁ!!???」
俺は慌てて読んでいた新聞から顔をあげた。
思わず出た大きな声に、潤は大きな目をさらに大きくして驚いた。
「どういうことだよ?お見合いって、誰と!?」
「え―、なんか浩一さんに薦められて」
「浩一さん?何でお前に?」
「奥さんに、いい子いるんだけど松本くんにどうかしらって言われたって」
うわぁ、勝手なことを・・・・・
てか、いくら仲がいいからってそんな話すぐ断れよ!
「・・・・するの?お見合い」
「しょおくんはどう思う?」
「え・・・・」
潤の顔を見ると、不安そうな、それでいて何かを期待しているような、ゆらゆらと揺れる瞳・・・・
「・・・・するなって言ったら・・・しないの?」
そっとその前髪に指で触れると、潤の長い睫毛がふわふわと瞬いた。
「んふふ・・・・どうしようかな?」
「おい・・・・」
いたずらっぽく笑う潤の唇に、触れるだけのキスをする。
「・・・お見合いなんて、絶対させない」
息がかかるくらいの距離でそう囁き、今度は噛みつくようなキス。
「・・・・・っ」
柔らかくて甘い、潤の唇。
何度も味わうようにキスを繰り返しその呼吸を塞ぐ。
切なげに寄せられるそのきれいな眉を盗み見ながら―――
この唇も、白い肌に影を作る長い睫毛も、紅を引いたように赤い唇も。
全ては、俺のもの・・・・・
「・・・・・お見合いなんて、嘘だろ?」
気だるげに髪をかきあげる潤の白い背中を見つめながらそう言うと、潤がくすりと笑った。
「もうしちゃった・・・って言ったら?」
「はぁ!?」
「だって、浩一さんとご飯食べる約束して店行ったら、もうそこにいたんだもん」
「・・・・それで?」
「別に。ただ一緒にご飯食べて少し話しただけ。・・・・向こうもただ薦められて会っただけだったみたいだよ」
後ろ向きで表情は見えない。
だけどちょっとだけ・・・・
潤の表情が曇った気がした。
「・・・俺はモテ過ぎて・・・・不安になるらしい・・・・」
本当だったら笑うところ。
だけど・・・・・
「俺は不安なんかねえけどな。絶対誰にも渡す気ねえから」
後ろからそっと抱きしめると、微かにその肩が震える。
「俺も・・・・しょおくんから離れる気なんてないから・・・・・覚悟しててね」
「おう、まかせとけ」
お前がずっと笑顔でいられるように
絶対に離れないよ
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