過去の小話です~
たぶん一番少ない?雅潤。
兄弟感が強いのかな~
でも一番距離感バカなコンビだと思うんですけどね。
まぁくんに甘える潤ちゃんが大好物です♪


 


「遅い」

「ご・・・・ごめん・・・・どした?」

夜遅く帰ると、玄関に潤が膝を抱えて座り込んでいた。

頬を膨らませて俺を上目使いに睨むその姿は、子供みたいで可愛いけれど。

「潤?何かあった?」

今ドラマの撮影中の潤は、ピンでバラの仕事が忙しい俺よりも帰りが遅いことが多い。

今日は珍しく早く終わったと連絡はもらってたけど、俺は遅くなりそうだからもう寝てると思ってたんだ。

「まぁくんが・・・・・仕事で怪我する夢見た」

きゅっと唇をかむ潤。

「え、夢?そうなの?でも俺は大丈夫だよ?ほら!」

俺はそう言って、笑いながら潤を抱きしめた。

その俺の背中に腕を回し、ぎゅっとしがみつく潤。

「・・・・良かった。まぁくんが無事で・・・・」

涙声の潤。

普段は、そんなことで泣くような奴じゃない。

ここのところ撮影と番宣、コンサートの準備と急に表面化してきた仕事とまだまだ水面下で進めている仕事が同時進行で忙しくなってきたせいか。

精神的にもそれぞれ別に考えてやっているせいでナイーブになっているのかもしれない。

微かに震える潤の体を抱きしめ、優しく、ゆっくり背中をさすった。

「ありがとね、心配してくれて」

潤はいつも俺のことばかり心配して。

栄養が偏るといけないからと毎日おいしいごはんを作ってくれて。

いつも笑顔で俺の話を聞いてくれて。

こんなにいい奥さん、いないでしょ?

いつもニノには呆れられるけど、本当にそうなんだから仕方ない。

しばらくすると、潤の規則正しい呼吸が聞こえ始めた。

「・・・・・愛してるよ、潤」

そっと柔らかい髪にキスをして。

そのまま潤を抱きかかえてベッドへ。

最近また痩せて、余裕で抱きあげられるようになった。

ちょっと心配だけど・・・・

潤は、仕事に影響が出るようなこと絶対しないから。

うん、きっと大丈夫。

何かあったら

俺がすぐに駆けつけるからね。


 


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