時間かかってしまってすいません。
たっくさん嬉しいニュースありましたよね!!!!
『ぼくらの勇気未満都市2017』相葉くん&潤ちゃん出演決定!!
ワクワク応援団無事成功ラブラブ
それから本日!『つなぐ』フラゲ完了ラブラブ(一部の方ね)
もうね~
ほんと嬉しいニュースいっぱいで楽しいんですけども。
今日は体調最悪で。
風邪の諸症状プラス朝からじんましんが発生して全身かゆくてたまりません。
が、今日は絶対このお話を更新させたかったので、病院行ってお薬もらってきました。
お話は短いですが、いよいよ解決編に入っていきます。
潤ちゃんに辛い想いをさせてしまってみなさんにも申し訳なかったです。
が、ここからは大丈夫。だと思います!

ではでは、お話お読みくださいませルンルン


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

「松潤、今日は何食べたい?」

俺の言葉に、松潤ははっとしたように肩をピクリと震わせた。

「―――え??なんか言った?リーダー」
「・・・・いや、何でもない。今日は焼き肉にしよっか」
「うん、それでいいよ」

今日は朝早く相葉ちゃんが仕事で出て行って、相葉ちゃんを送りだすために起きた松潤は、そのままリビングでテレビを見ていた。
もともとあまりおしゃべりな方じゃないけど、最近は特にあまりしゃべらなくなってしまった。
怪我は日に日によくなってきている。
普段から体を動かしているせいもあってか回復が早い。
松潤は普段から家にいるより外出してることが多いから、もし出かけるなら付き合うと言ったのだけど・・・・

『今日はいい』

そう言ってもう1週間だ。
その間松潤は家と仕事場の往復しかしていない。
移動は全て車だから実質外へはほとんど出ていない状況だった。
家にいる時もぼんやりテレビを見ていることが多い。
相葉ちゃんがいるときは楽しそうに話しているけれど、それ以外は―――

覇気がない。

まるで、抜け殻のようだった。

あの日、番組収録では確かに歓迎されていたし収録中もいつもの松潤だった。
でもその翌日から、ネットニュース媒体がこぞって松潤を叩き始めたのだ。
そして今や一般人も常にネットに触れている世の中。
どこへ行っても、何を見ても、松潤の名前があの女性の名前や写真とともに出てくる。
ネットニュースが1日のうちの何度も松潤の名前を出しアクセスを稼ごうと卑猥で醜悪な言葉を派手に並べたてる。
それがネットニュース媒体の間で競争のようになり、さらに一般のアフィリエイトで小遣い稼ぎをしているようなアフィカスがこぞって松潤の噂を検証し始め、さらにそれがグループのファンの間にも広まって来ていたのだ。
噂を信じる者、信じない者、面白がって広める者、それを阻止しようとする者・・・・

だけどどんなに噂が尾ヒレをつけて広がっても松潤が自らそれを否定することはできない。
否定しないから事実だ、と主張するものがいるのも当然と言えば当然だった。
ファンの中にも松潤が否定コメントを出さないことに不安を覚える者もいて、不満をネットで吐露するものが出てきていた。

翔ちゃんやニノはそれを知っていて松潤には絶対ネットを見るなと言っているけれど・・・・

『大丈夫、見ないよ』

そう言いながらも、夜中にこっそり起きだしてスマホを見て体を震わせていたのを、俺は知っていた・・・・。





「相葉さん、ちょっと時間ありますか?」

ドラマの撮影が終わり、マネージャーの車に乗り込むと待っていたマネージャーが振りむいて言った。

「え?何で?俺、早く帰りたいんだけど」

もう時間は夜中の零時を過ぎていた。
ここのところ毎日だ。
なるべく早く潤の待ってる家へ帰りたいと思っているのに・・・・

「社長が呼んでるんですよ。なんか、松本さんの―――あの事故に関することみたいです」
「え・・・・潤の・・・・?」
「はい。行っていいですか?」
「・・・・うん」




夜中、事務所に行った俺を待っていたのは社長と専務の2人だけだった。

「悪いな、こんな時間に」
「あの、潤の事故のことでって・・・・」
「まず、これを見て欲しい」

そう言って、専務が壁際のモニターの電源を入れ、DVDの再生ボタンを押した。

そこに映し出されたものは―――




「ただい―――ま?」

玄関を入った途端、暗がりから何かが飛び出して来て俺に抱きついた。
それはすぐに潤とわかったけれど―――

「潤?起きてたの?どうした?」
「・・・・・遅いから」
「ごめんごめん、先に寝ててってライン送ったよね?見なかった?」
「・・・・見た」
「なら・・・・」
「撮影は終わったって、マネージャー言ってたのに・・・・何の用事だろうって・・・・」
「あ・・・・」
「考え出したら・・・・不安になって」
「・・・・ごめん、潤」

俺は潤の体をぎゅっと抱きしめると、その柔らかい髪にキスをした。
潤が不安げな顔で俺を見上げる。

「不安にさせて、ごめんね」

にっこり笑ってみせると、ようやく潤はほっとしたように息を吐きだした。

潤は繊細で・・・・特に今、いろんなことに神経質になっているのに。
リーダーが傍にいてくれると思って、俺も安心してしまっていたんだ。

早く安心させてやらなくちゃ。
そう思ってたのに、肝心の潤に対しての言葉が足りてなかったなんて。

「潤・・・。ちょっといい?話したいことがあるんだ」

俺の言葉に、潤の瞳が揺れ、再び不安げな表情になる。

「あーごめん、変な話じゃないよ。たぶん、いい話だから」
「たぶん・・・・?」
「うん。えーと・・・・とりあえず、座ろうよ。コーヒー淹れるからさ」
「あ、ごめん、疲れてるのに・・・・俺がコーヒー淹れるからまぁくん座ってて」

そう言って足を引きずりながらキッチンへ行こうとする潤の手を掴む。

「いいから、座ってて。ね?」

俺は潤の手を取りゆっくり部屋に入ると、ソファーに座らせた。
まだ不安そうな顔をしている潤を残し、コーヒーを入れて戻ると潤の隣に座る。

「・・・リーダーはよく寝てるみたいだね?」
「うん。今日はちょっと疲れてたみたいで、ビール飲んだら寝ちゃった」
「そっか。じゃあリーダーには明日話すけど・・・・潤、あの写真撮られた日のこと・・・覚えてる、よね?」
「え・・・・?」
「コンビニ出たところで声かけられたって言ってたじゃん?」
「・・・・うん」
「それ・・・見てる人がいたんだよ」
「え!」

驚きに目を見開く潤。
俺はそんな潤に、大きく頷いて見せたのだった・・・・。




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