ようやくできました。
と言ってもあまり進んでなくて、すいません。
今ちょっと、いろいろやってることがありまして・・・・
時間が足りなくてこちらの方もなかなか更新できない状況です。
が、出来るだけお休みの日に進めていこうと思っていますので、お付き合いくださいね♪
それから、拍手お礼小話はもう少し頻繁に更新出来ればと思っています。
1日1話、っていうのが目標だったんですけどね・・・・・難しい。

ではでは、お話をお楽しみください。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
 

「あ、うまい」

相葉さんがそう言うと、潤くんが嬉しそうに笑った。

「ほんと?やった!いっぱい食べてね」

ニコニコと嬉しそうな潤くんの様子に、相葉さんもつられて笑っていた。

「え、これタコじゃねえの?」

大野さんが潤くんの取り分けてくれたたこ焼きを食べて驚いた顔をする。

「あ、それはチョコ♪ネットで調べたらたこ焼きだけじゃなくてデザートもできるって出てたから、いろいろ入れてみた」
「いろいろって・・・・俺これソースつけちゃったよ」
「ふはは、大ちゃん何してんの」
「だってわかんねえじゃん!て、これホットケーキミックスか!」
「そうだよ、たこ焼きはこっち」
「あ、そっちはコーンですよ」
「え」

わちゃわちゃと、気がつけば仲良く4人でたこ焼き(?)を食べていた。
楽しそうにたこ焼きを焼きながら3人に取り分ける潤くんは可愛くて、いつの間にか相葉さんがそれを手伝って2人で笑っていたり、大野さんが焼きたてのたこ焼きを頬張って目を白黒させているのを見て潤くんが慌てて水を飲ませてあげてたり。

「カズ、これもう食べれるよ。ほら、カレーのやつ」
「あ、ありがと。潤くんも食べなよ?作ってばっかりいないで。俺代わるよ?」
「じゃ、次のタネ入れたら代わってよ。あ、俺ソーセージ食べたい」
「んぁ?ほい」
「ちょっと大野さん、食べかけじゃないすか!潤くん、食べちゃうの?」
「んまぁい!」

もう、めちゃくちゃだ。
でもなぜか楽しい。
俺だって一応悪魔だけど、こんな平和な空間が楽しいと思える。
なんだろうな。
潤くんといると、楽しいんだよ。
でも切なくなる。
潤くんは、いつか俺とは別の世界へ行ってしまいそうな気がするから・・・・







「おなかいっぱい。美味かったけど」

俺の言葉に、潤が嬉しそうに笑った。

「ほんと?よかった。楽しかったね。またやりたい」

相葉ちゃんは仕事の電話が来たため自室へ行き、二宮は食器を洗っていた。
潤は使い終わったタコ焼き機を丁寧に拭きながら、箱の中へと仕舞っていた。

「・・・・・潤」
「ん?」
「明日も・・・・来る?」

どうしてそんなことを聞いたのかわからなかった。
今日が思いの他楽しかったからなのか。
いつの間にか外は暗くなっていて、そろそろ帰るという潤の言葉に、なんだか寂しさを感じていた。

「もちろん。だって俺、智のアシスタントだもん」
「あ・・・・そっか」
「んふふ、忘れてた?明日のごはん、何が食べたいか考えておいてね」
「うん・・・・」

「潤くん、洗いもの終わったよ」

二宮がキッチンから出てきた。
ちらりと、俺に刺すような視線を投げる。

「うん、こっちも片付いた。かえろっか」

すっと潤が箱を手に立ち上がる。

「あれ、帰るの?俺、今からビール買ってくるから一緒に飲もうかと思ってたのに」

相葉ちゃんが部屋から出てくると、玄関へ向かう2人に気付いて言った。

「まだ7時でしょ?何か用事あるの?」
「うん、スマホ取りに行く」
「え、スマホ?」
「うん。午前中に注文はしてあるの。なんか時間かかるっていうから、夜取りに行くって言ってあるの」

うきうきと、どこか嬉しそうな潤。
もしかして・・・・・でもまさか・・・・・?

「潤・・・・スマホ、持ってなかったの?今まで」
「うん」
「ええ!マジで!?今時小学生だって持ってるのに?どうやって生活してきたの?」
「相葉ちゃん、大げさだなあ。だって使う必要今までなかったもん。しょおくんもカズも一緒に住んでたし、友達とかいないし」
「え・・・・」

さらりと言われたその言葉に、俺も相葉ちゃんも固まる。
友達が、いない?
それ、どういう・・・・・

「潤くん、店閉まっちゃうから、もう行くよ」
「あ、うん」

二宮が潤の腰に手を添え、そのまま引き寄せるようにして玄関へと向かった。
まるで恋人同士のようなその様子に、なんだか俺の胸がざわつく。

「じゃあね、智、相葉ちゃん」
「あ・・・・潤!」

気付けば潤の名前を呼んでいた俺に、潤がきょとんと振り返る。

「なに?智」
「あ・・・・明日、何時頃来る・・・・?」
「明日?別に何時でも・・・・あ、朝ごはんつくろっか?昨日ネットでおいしいフレンチトーストの作り方見たの。今日は材料なくて作れなかったから、明日ここで作るよ」
「潤くん、朝弱いのに起きれるの?」
「カズが起こしてくれるでしょ?」

にこっといたずらっ子のような笑みを浮かべる潤に、二宮の表情が崩れる。

「もう・・・・潤くん、寝起き悪いんだもん。ちゃんと起きてよ?」
「大丈夫!あ、じゃあ明日、8時くらいに来るね!おやすみ!」
「お・・・・やすみ・・・・」
「おやすみぃ、潤ちゃん、ニノ」

いつの間にか2人のことを親しげにそう呼ぶようになった相葉ちゃんが手を振り、俺はぼんやりと2人が玄関から出ていくのを見ていた。

「大ちゃん、ビール飲む?」
「え?あ・・・・うん」
「よし、じゃあ俺ビールとおつまみ買ってくるね」
「うん・・・・」

相葉ちゃんも出ていき、1人残った部屋で。
俺はただ突っ立ったまま玄関の扉を見つめていた。
なんだろう。
潤が、二宮に腰を抱かれて仲睦まじ気に出ていく様子が、頭から離れなかった。
よくわからないけど、もやもやして・・・・・
なんだか、胸が痛かった・・・・・。




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