ようやく続きを書けました。
たぶん、書こうと思えばすぐに書けたくらいの内容(笑)
そしてこのお話もたぶん、そろそろ終わるかと。
先生をしてる潤ちゃんを書きたかっただけのお話なので、これ以上に膨らむ気がしない(テヘ)
次は、もうちょっと考えて書けるようにしたいですね。
あ、今日はVSですね。
楽しみ♪
もっと触れたい。
もっと感じたい。
このまま潤と、ずっと一緒にいられれば―――
「潤・・・今日、うちにおいでよ。泊まって行って」
俺の言葉に、潤は少し恥ずかしそうに頬を染め・・・・黙って頷いたのだった・・・・。
レストランを出て、呼んでいたタクシーに乗り込もうとした時だった。
「あれ、大野さんじゃない」
聞き慣れた声に、俺は思わずそちらを見た。
「うわ、ニノ」
「あ、何その嫌そうな声。あれ―――」
ニノが、俺の隣に立っていた潤を見て目を瞬かせた。
「あ・・・・料理教室の、松本潤先生。潤、こいつは二宮―――」
「あ、知ってます。二宮さんですよね。松本潤です」
潤がニノに会釈をしながらにっこりと笑った。
ニノが、ちらりと俺に意味深な視線を送る。
「・・・はじめまして。二宮です。なるほど、あなたが噂の―――」
「噂?」
「おい、ニノ」
「ふーん・・・・聞いてた以上に美人ですね」
「え・・・・」
ニノの言葉に、潤が頬を染める。
そんな潤の顔を見て、ニノが笑みを浮かべる。
なんか、やな感じだ。
「―――潤、行こう」
「あ、うん・・・あの、すいません、失礼します」
潤がニノにぺこりと頭を下げる。
そんな潤ににっこりと、女性ファンに受けのいい笑顔を見せるニノ。
―――あいつ・・・・
俺は黙って潤をタクシーに乗せると、じろりとニノを睨みつけ自分も乗り込んだのだった・・・・。
「初めて見た。二宮和也、さん」
タクシーの中で、潤がその大きな瞳をキラキラさせた。
「テレビで見るより、かっこいいね」
「・・・そう?」
「うん。もっと女の子っぽい感じなのかと思ってた。意外と男らしい感じなんだね」
「・・・・ああいうタイプ、好きなの?潤は」
「え?」
潤が目を瞬かせて俺を見る。
俺は思わず目をそらし、窓の外に視線を向けた。
自分でも感じ悪い言い方だったとは思ったよ。
でもさ、ついさっき俺のこと好きって言ってくれたのに。
なのに、ニノのことかっこいいとか言うのが、面白くなかったんだ。
「・・・・なんでもない」
「・・・・かっこよくて、優しくてぇ、でもちょっと可愛くてぇ」
「―――なんで今会ったばっかりでそんなことわかんの?そんなに好きになっちゃったわけ?」
「すごい好きだよ」
「!なんで・・・!?」
我慢できずに潤の方を振り返ると―――
潤が、いたずらっぽい笑みを浮かべて俺を見ていた。
「好きだよ、智のこと」
「・・・・!」
「んふふ、智、可愛いね」
「・・・・お前ぇ、覚えてろよ?」
「ふは、こえぇ」
楽しそうに、くすくすと笑う潤。
見透かされてる。
まったくもう。
むっとしながらも、楽しそうに笑う潤が可愛くって、頬が緩んでしまう。
しょうがない。
もう、メロメロなんだから・・・・
「同じ事務所でぇ、ずっと仲いいの?」
俺のマンションに着き、リビングで2人飲みながら、なぜか潤はニノのことばかり聞く。
「まぁな。同年代だし、共演したこともあるし・・・話も合う方だと思うから」
「・・・・ここに、来たことある?」
「ここに?いや、ねえよ。ぶっちゃけ、ここに住んでから・・・・親以外でこの部屋入ったの、潤が初めて」
「え!」
「なんだよ、そんなに驚く?」
「だって・・・仲いいんでしょ?翔くんは?来たことないの?」
「ないよ。仲いいって言ったってさ、ほとんど仕事場での付き合いしかねえもん。ごはんくらいは一緒に食べたことあるけど、時間決めて約束してどっか行こうとか、そんな話はしたことねぇし」
「そう・・・・なんだ」
なんだか、気が抜けたような顔。
「なんだよ?さっきからニノのことばっか聞いて・・・・。そんなにニノが気になんの?」
タクシーの中では、俺が妬いてんの知ってわざと言ってんのかと思ったけど・・・・
せっかく2人きりになれたっていうのに、なんで他の男のことばっかり話さなくちゃならないんだ。
「・・・・なんか、嬉しい」
「は?何が?」
ニノのことが聞けて嬉しいのか?
一瞬そんな風に思ってふてくされたけど。
「ここに、入れてくれたのが」
「え・・・・」
にっこりと、本当に嬉しそうに潤が笑った。
ちょっと頬なんか染めちゃって。
それ見て、初めて気付いた。
―――あぁ、そうか・・・・。
「・・・ここには、潤しか入れない」
「ほんと?」
「うん。ニノも翔くんも、友達だけど・・・・特別なのは、潤だけ」
「・・・・智」
そっとその肩を引き寄せて。
ゆっくりと閉じられたその瞳にキスをして。
額に、頬に、耳に、唇に・・・・・
キスの雨を降らせる。
「・・・・っ、さ・・・・・」
その白い首筋に、顔を埋めるようにキスをして・・・・
その体を、ソファーの横たえた。
ふいに鼻をくすぐった甘い香りは、今日作ったサヴァランのように俺を酔わせていく。
柔らかくて滑らかなその肌に触れたら、もう後戻りできない。
でも後悔なんてしない。
だって確信があるんだ。
もう潤以上に愛せる人なんて、現れないって・・・・・。
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