2013年11月25日(月) 17:21UP♪
智くんのお誕生日用のお話で、これは前日バージョンです♪
智くんのお誕生日はどうしても気合入ってしまう・・・・
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
智くんのお誕生日用のお話で、これは前日バージョンです♪
智くんのお誕生日はどうしても気合入ってしまう・・・・
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
最近、リーダーがちょっと不機嫌だ。
潤くんが来年からまたドラマをやることになって。
いや、それ自体は喜んでたんだけどね。
問題はその内容で・・・・。
「リーダー、『失恋ショコラティエ』の原作読んだぁ?」
そう言って、バッグからどさっと数冊のマンガを取り出した相葉さんがうきうきした様子で言った。
―――あ、これはまずいかも
と思った時にはあとの祭りだった。
「超ラブシーン満載なの!しかもエロイやつ!これってあの時間帯でやって大丈夫なのかなあ」
「・・・・・そんなに?」
リーダーの顔色が微妙に変わったことに、相葉さんはまだ気付かない。
「すごいよマジで!いいよな~、松潤っていつもラブあってさぁ。まぁ、似合っちゃうからなぁ、あの男は」
うん、それは本当にそう思うよ。
俺たちって、映画やドラマの仕事はきてもなぜかラブストーリーの割合が少ないグループなんだけど、潤くんに関してはラブストーリーがすごく多い。
しかも相葉さんの言う通り、そういうのが似合うんだよなあ、潤くんは。
キスシーンとか、めっちゃきれいだもん、あの横顔!
まあでも、リーダーにしてみれば面白くないよな・・・・・。
「これさ、弟の彼女から借りてきちゃったんだけど、リーダーも読む?俺、まだ途中なんだけど―――」
「いいよ、俺は」
リーダーが、低い声で相葉さんの言葉を遮った。
その声に、相葉さんがようやくリーダーの様子に気付き、はっとする。
やばいって顔して、焦ったように俺を見るけれど―――
おそいっつーの。
俺はどうフォローしようか迷っていたけれど―――
「俺、トイレ」
リーダーは俺たちに背を向け、楽屋を出て行ってしまった。
「やっばい!どーしよー、ニノ!」
「知らねえよ!なんであんたは余計なことを―――」
「同感。しかも明日、智くんの誕生日なのにね」
部屋の隅で、静かに新聞を読んでいた翔くんが、ぼそっと呟いた。
「あ、翔くん、いたんだ」
で、また相葉さんが余計なことを言う。
「あなたね―――まあいいや。松潤も、そろそろ来るだろ?いいわけ、考えといた方がいいんじゃない?」
翔くんの言葉に、また相葉さんがあたふたし始める。
「え~、どうしよう、ニノ、一緒に謝ってよ!」
「やだよ!あんたがなんとかしなさいよ。とりあえずそのマンガ、かたづけたら」
言われて、相葉さんが慌ててマンガをかたづけていると、楽屋に潤くんが入ってきた。
「はよー。あれ、智いないんだ?」
「今、トイレ行ってるんだよ!松潤も行ってきたら?」
「は?なんで?」
相葉さんの言葉に、潤くんが不思議そうに首を傾げる。
―――ヘタクソ!
その時、リーダーが再び楽屋に戻ってきた。
とたんに、潤くんが嬉しそうに笑う。
「智!ね、今日大丈夫?」
「へ?今日?」
リーダーが、不思議そうに目を瞬かせる。
「あ、もう忘れてる。今日、ごはん一緒に食べようって言ったじゃん。俺が作ってあげるって」
「あー・・・覚えてるよ、もちろん、大丈夫」
リーダーがにっこりと笑う。
―――絶対忘れてたな。
まあとりあえず、そのおかげでリーダーの機嫌もだいぶ治ったみたいだけどね。
その時、楽屋の扉が開いてスタッフの1人が顔を出した。
「すいません、櫻井さん、相葉さん、大野さんお願いします!」
「はーい」
「行ってくるね」
「さっさと片付けようぜ」
3人が撮影のために楽屋を出て行くと、潤くんと2人になる。
「―――リーダーに、プレゼント用意したの?」
俺の言葉に、潤くんが微笑む。
「うん。喜んでくれるかどうかわからないけどね」
「喜んでくれるよ。潤くんがくれるものなら、あの人はなんだって嬉しいんだから」
そう言うと、潤くんの頬が赤く染まる。
―――可愛い。
「それなら、嬉しいけどさ・・・・。ニノは?もう渡した?」
「あー、いや、俺まだなにも用意してないんだよね。迷っちゃって。どうせ、あの人は潤くんと一緒にいられればそれで幸せなんでしょうし」
「んふふ、そんなことないでしょ。智、嵐のこと大好きなんだから。メンバーからもらうプレゼントはきっと嬉しいと思うよ?」
―――うん、知ってる。
でもね、やっぱりあの人を幸せにできるのは潤くんなんだよ。
あんなに不機嫌だった人が、潤くんに会っただけであんな笑顔になっちゃうんだから。
その不機嫌の原因だって、潤くんだったのに。
潤くんは、リーダーが不機嫌だったことにも気付いてない。
「―――誕生日おめでとうは、一番最初に言ってあげるんでしょ?」
その言葉にまた真っ赤になる潤くんは、やっぱり可愛い。
ホント、リーダーが羨ましいよ。
「一番最初に・・・・言うよ。だって、やっぱり・・・・・」
「やっぱり?」
「やっぱり・・・・俺、智の一番でいたいもん」
「ふーん?」
「一番俺が・・・・・智を、愛してるからね」
もう、最後には両手で口を覆っちゃうんだから。
それで、耳まで真っ赤なんだから。
こんなかわいい潤くん見れちゃう俺は運がよかったのか悪かったのか。
今日の夜はきっと、2人きりで甘い時間を過ごすんだろうな。
それが容易に想像できて、ほんのちょっと切なくもなるけれど。
リーダーの誕生日だしね。
忙しい2人に、そんな夜があったっていいよね。
大野智という僕らのリーダーが、幸せな33歳を送れるように。
潤くんが、ずっとその隣で笑顔を見せてくれていればいいなと、心から思うよ。
いつまでも2人が、幸せでいられることを、俺たちは願ってるからね―――
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潤くんが来年からまたドラマをやることになって。
いや、それ自体は喜んでたんだけどね。
問題はその内容で・・・・。
「リーダー、『失恋ショコラティエ』の原作読んだぁ?」
そう言って、バッグからどさっと数冊のマンガを取り出した相葉さんがうきうきした様子で言った。
―――あ、これはまずいかも
と思った時にはあとの祭りだった。
「超ラブシーン満載なの!しかもエロイやつ!これってあの時間帯でやって大丈夫なのかなあ」
「・・・・・そんなに?」
リーダーの顔色が微妙に変わったことに、相葉さんはまだ気付かない。
「すごいよマジで!いいよな~、松潤っていつもラブあってさぁ。まぁ、似合っちゃうからなぁ、あの男は」
うん、それは本当にそう思うよ。
俺たちって、映画やドラマの仕事はきてもなぜかラブストーリーの割合が少ないグループなんだけど、潤くんに関してはラブストーリーがすごく多い。
しかも相葉さんの言う通り、そういうのが似合うんだよなあ、潤くんは。
キスシーンとか、めっちゃきれいだもん、あの横顔!
まあでも、リーダーにしてみれば面白くないよな・・・・・。
「これさ、弟の彼女から借りてきちゃったんだけど、リーダーも読む?俺、まだ途中なんだけど―――」
「いいよ、俺は」
リーダーが、低い声で相葉さんの言葉を遮った。
その声に、相葉さんがようやくリーダーの様子に気付き、はっとする。
やばいって顔して、焦ったように俺を見るけれど―――
おそいっつーの。
俺はどうフォローしようか迷っていたけれど―――
「俺、トイレ」
リーダーは俺たちに背を向け、楽屋を出て行ってしまった。
「やっばい!どーしよー、ニノ!」
「知らねえよ!なんであんたは余計なことを―――」
「同感。しかも明日、智くんの誕生日なのにね」
部屋の隅で、静かに新聞を読んでいた翔くんが、ぼそっと呟いた。
「あ、翔くん、いたんだ」
で、また相葉さんが余計なことを言う。
「あなたね―――まあいいや。松潤も、そろそろ来るだろ?いいわけ、考えといた方がいいんじゃない?」
翔くんの言葉に、また相葉さんがあたふたし始める。
「え~、どうしよう、ニノ、一緒に謝ってよ!」
「やだよ!あんたがなんとかしなさいよ。とりあえずそのマンガ、かたづけたら」
言われて、相葉さんが慌ててマンガをかたづけていると、楽屋に潤くんが入ってきた。
「はよー。あれ、智いないんだ?」
「今、トイレ行ってるんだよ!松潤も行ってきたら?」
「は?なんで?」
相葉さんの言葉に、潤くんが不思議そうに首を傾げる。
―――ヘタクソ!
その時、リーダーが再び楽屋に戻ってきた。
とたんに、潤くんが嬉しそうに笑う。
「智!ね、今日大丈夫?」
「へ?今日?」
リーダーが、不思議そうに目を瞬かせる。
「あ、もう忘れてる。今日、ごはん一緒に食べようって言ったじゃん。俺が作ってあげるって」
「あー・・・覚えてるよ、もちろん、大丈夫」
リーダーがにっこりと笑う。
―――絶対忘れてたな。
まあとりあえず、そのおかげでリーダーの機嫌もだいぶ治ったみたいだけどね。
その時、楽屋の扉が開いてスタッフの1人が顔を出した。
「すいません、櫻井さん、相葉さん、大野さんお願いします!」
「はーい」
「行ってくるね」
「さっさと片付けようぜ」
3人が撮影のために楽屋を出て行くと、潤くんと2人になる。
「―――リーダーに、プレゼント用意したの?」
俺の言葉に、潤くんが微笑む。
「うん。喜んでくれるかどうかわからないけどね」
「喜んでくれるよ。潤くんがくれるものなら、あの人はなんだって嬉しいんだから」
そう言うと、潤くんの頬が赤く染まる。
―――可愛い。
「それなら、嬉しいけどさ・・・・。ニノは?もう渡した?」
「あー、いや、俺まだなにも用意してないんだよね。迷っちゃって。どうせ、あの人は潤くんと一緒にいられればそれで幸せなんでしょうし」
「んふふ、そんなことないでしょ。智、嵐のこと大好きなんだから。メンバーからもらうプレゼントはきっと嬉しいと思うよ?」
―――うん、知ってる。
でもね、やっぱりあの人を幸せにできるのは潤くんなんだよ。
あんなに不機嫌だった人が、潤くんに会っただけであんな笑顔になっちゃうんだから。
その不機嫌の原因だって、潤くんだったのに。
潤くんは、リーダーが不機嫌だったことにも気付いてない。
「―――誕生日おめでとうは、一番最初に言ってあげるんでしょ?」
その言葉にまた真っ赤になる潤くんは、やっぱり可愛い。
ホント、リーダーが羨ましいよ。
「一番最初に・・・・言うよ。だって、やっぱり・・・・・」
「やっぱり?」
「やっぱり・・・・俺、智の一番でいたいもん」
「ふーん?」
「一番俺が・・・・・智を、愛してるからね」
もう、最後には両手で口を覆っちゃうんだから。
それで、耳まで真っ赤なんだから。
こんなかわいい潤くん見れちゃう俺は運がよかったのか悪かったのか。
今日の夜はきっと、2人きりで甘い時間を過ごすんだろうな。
それが容易に想像できて、ほんのちょっと切なくもなるけれど。
リーダーの誕生日だしね。
忙しい2人に、そんな夜があったっていいよね。
大野智という僕らのリーダーが、幸せな33歳を送れるように。
潤くんが、ずっとその隣で笑顔を見せてくれていればいいなと、心から思うよ。
いつまでも2人が、幸せでいられることを、俺たちは願ってるからね―――
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