2013年08月20日(火) 23:43UP♪

これは連載じゃないけど、シリーズになるのかなあ。
ニノ目線で語る智潤の日常です♪
 
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
 

 
「おはよー」


嵐5人での仕事の日。


一番最後に楽屋にきたのは潤くんだった。


潤くんの声に、それまでテーブルに伏せってうたた寝していたリーダーが、がばっと起きた。


そして、体をくるりと回転させると潤くんに向かって両手を広げた。


「潤」


「ん」


呼ばれた潤くんがリーダーの元に行き、リーダーの背中に腕を回して抱きつく。


リーダーも潤くんの腰に手を回し抱き寄せる。


そして、そのまま潤くんの唇にちゅっとキスをした。


潤くんが恥ずかしそうに体を離そうとすると、リーダーが潤くんの腰を引き寄せた。


「ちゃんとして」


リーダーの低い声に、潤くんはますます恥ずかしそうに頬を染め、目を閉じた。


リーダーが潤くんの頭をぐいっと引き寄せ、再び2人の唇が重なる。


しばらく2人の濃厚なキスが続き―――


ようやくリーダーが潤くんを離すと、潤くんはリーダーの隣にそのまま座った。


「間に合ったね」


リーダーの言葉に潤くんが頷く。


「うん。智、もう眠いの?」


「え?んふふ、わかる?」


「目がとろんとしてるから」


そう言って潤くんは笑うと、ちょっと体をテーブルから離した。


と、リーダーが潤くんの膝の上にぽてりと頭を乗せ、ごろりと横になった。


リーダーが目を瞑ると、潤くんはリーダーの髪を優しく撫でる。


リーダーの顔が気持ち良さげに緩んだ。


そのリーダーを見つめる潤くんの瞳も優しくて・・・・。



ちょっと羨ましく思いながらも、俺は溜め息をついた。


いつもの光景。


この2人は相変わらずいちゃついてる。


リーダーと潤くん。


正反対のタイプと思われがちな2人だけど、実は似ているところが多い2人。


そんな2人がいつしか惹かれあって恋人同士という関係になるのも、俺たちにとってはごくごく自然な成り行きだった。


「今日のゲスト、誰かなあ」


潤くんの言葉に、リーダー以外の3人が顔を上げる。


「いや、全然想像できない」


翔くんの言葉に俺も頷く。


「わかんないね。潤くん、予想してる人いるの?」


「いや、俺もわかんないよ。今ドラマとか映画とか、話題の人っている?」


その言葉に、相葉さんが笑う。


「それなら松潤でしょ?陽だまりの彼女!」


「えー、ちょっと早くない?」


「ちょっと早いね」


話が盛り上がってきたちょうどそのとき、楽屋の扉が開けられた。


「すいません、おねがいしまーす!」


「はーい」


それぞれが返事をしつつ席をたった。


「ほら、智行くよ」


「んー・・・・」


潤くんの首に腕を巻きつけるリーダー。


「・・・・ちゅーして」


んっと唇をつきだすリーダーに潤くんが顔を赤くする。


「―――もうっ」


ちゅっと素早くキスをして、リーダーを引きずるように連れて行く潤くん。


リーダーは満足そうに笑ってる。


2人が付き合うようになって気付いたこと。


潤くんはとてもシャイで、乙女で、可愛い。


リーダーは意外と独占欲が強くて、男らしい。


メンバーの前でいちゃつきたがるのはリーダーのほうだ。


多分、俺たちを牽制してるつもりなんだよね。


潤くんは意外と鈍感で気付いてないけど、俺たちはみんな、潤くんが好きだから。


だからリーダーは、5人でいるとき絶対潤くんから離れない。


仕事の時は仕方ないと思ってるみたいだけど、それでも極力潤くんのそばにいるようにしてるみたいだった。


困るのは、番組のゲストに潤くんと仲のいい人が来た時だ。


分かりやすく不機嫌になるからね!


そんな時は俺と翔さんが全力でフォローしなきゃならない。


潤くんは全然気付いてないからマジで大変。


相葉さんなんて、それ見て完全に面白がってるからね。


でもまあ


同じグループでずっと2人を見てきた俺たちとしては、2人がしあわせならそれでいいかなと思う。


ずっといちゃいちゃしていればいい。


それを見ている俺たちもしあわせな気持ちになれるように。


ずっとずっと



しあわせでいてよ。




にほんブログ村
ランキングに参加しています♪お気に召しましたらクリックしてくださいませ♪


拍手お礼小話はこちらから↑